共依存のカウンセリング 終盤 健全な自己愛の成熟
夏休みの宿題ということで
、ネガティブとポジティブについて中学生にインタビューを受けました。
どうしたらポジティブになれますか?
ネガティブな時はどうしたらポジティブになれますか?
お題をお聞きして、彼らにそのような課題を抱かせる背景に想いを馳せました。
ポジティブは良いことで、ネガティブとは改善されるべき感情?
なのだという同調的な圧力の蔓延を思います。
教育というあれこれの関連、学習面ではポジティブな生徒さんの方が、管理する側が楽なのでしょうか。
例えば、勉強やスポーツ活動や、今後の進路について、または家庭の課題について、
「不安」を感じていた場合、不安とはすぐに解消せねばならない問題として扱われるのかもしれません。
「不安」はネガティブな感情だからすぐに解消せねばならない、かっこ悪い、暗いものだと。
「不安」をどのように味わい、自身の栄養にしていくかを、若い人々に話すかは、とても手間のかかることだと思う。けれど、私たち大人が「不安」などの
ネガティブと言われる感情の効用を「排除」している歪みの側面に
気がつかなくてはいけないと思います。
理解できないものを切り捨てたり、ないものとしたり、異なる価値観を持った他者を尊重せずに敵対視したり。
しなやかさと軽さを取り違える。
リフレーム 例)
「不安を感じているということは、これまで一生懸命頑張ってきた証拠だね!ほんとによく頑張ってきたもんね。どうだろう?その不安をなくそうとする代わりに、夏休みこれまで頑張ってきた自分を振り返ってみて、褒めてあげるのはどうかな?
それから、これからどんなことに気をつければいいのか、確認してみるのもいいね。不安があると、これからの計画を見直したり、準備したりすることができるね。少し一緒に味わって見ようか。もしくは、誰かに聞いてもらうといいね。もしかしたら、今、気づいていないことに気づけるかもしれないね。そしたらなんて言いたくなるかな?
うんそうだね。ありがとーと言いたくなるかもしれないね。」