諸行無常の受容、弁証法的カウンセリング
不登校の記事が朝日新聞に度々掲載されています。なかでも、以下の記事に注目しています。
支援に漏れる不登校11万人 専門機関に相談ない児童生徒、急増
<参考 朝日新聞デジタル記事 2023年10月17日 5時00分>
https://www.asahi.com/articles/DA3S15768595.html?iref=pc_ss_date_article
この課題に関しては学校、行政、専門機関がそれぞれ対応する範囲があると思います。
開業カウンセラーの立場から少し書いてみます。
開業カウンセラーはかれらを「学校に行かせる」ことを主眼におかないアプローチをとることができる点で、他の専門機関とはすこし異なるかもしれません。
かれらが「問題」なのではなく、かれらと学校、あるいは教員やクラスメート、もしくは、ご両親との関係性になんらかの課題があるのではないかという視点を持つことができます。
そうするとかれらは、ほっとするでしょう。自分が「問題」という存在なのではないと。
かれらがカウンセリングの場にいらしてくれるなら、かれらの「言い分」をていねいにお聴きできます。誰に向けたメッセージなのか? 何を守ろうとしているのか?
どんな準備をしているのか?
もし、本人がお越しになればい場合は、カウンセラーは、ご両親のセッションをすすめるでしょ
う。
ご夫婦のいまの関係性はどのような状態なのでしょう?、お互いの願望を知っていますか?
かれらの健気な行動の意味や本音を知っていますか?
開業カウンセラーは、日本ではまだ馴染みがないかもしれませんが、
かれらの言い分、不登校という健気な行動を、ご両親、養育者の課題として、とりあつかう貴重な時間としてお使いになる場所となれるよう研鑽を積んでいます。