経営者が自身のカウンセリングを続けるうちに、家族の問題が解消し、事業の課題とはチャンスであることに気がついた3/3
経営者のカウンセリングの特徴は、
外部にある解決情報を求めるものではなく、経営者の内面にあるこれまでの経験に力を見出す作業であることです。
外部にある解決情報とは、たとえば、マーケティング、金融・財務、法務など他の専門家のスキルを得ていくようなとりくみが挙げられるでしょう。
経営者の内面にある力とは、
事業をはじめたきっかけ、動機、情熱などを共に振り返り、対話を通して「知恵」=「経営者であるあなたの独自性、専門性」に気づきをむけるとりくみです。
事業をはじめるきっかけとは知らず知らずのうちに、家族の誰かを助けようという情熱をはらんでいたり、次の世代へ残したいものなどへの希望を秘めているものです。また、事業を通して環境保全活動へ貢献したい、人間と人間のつながりを再確認したいなどという大きなテーマに挑んでいることがあります。
しかしながら、経営者は日々、営業活動、お金、人間関係などの現実に向き合い、理想を抱えつつも現実的な検討を余儀なくされるものです。
これらはとてもタフな作業です。ときには、利害関係のない中立で対話をしながら、いうなれば解毒する必要があるのでしょう。
経営者とは、事業を生み出し、雇用を促進し、納税を通した、公に貢献する存在です。ゆえに自分のケアに自身で取り組むことはとてつもなく健康的な試みといえます。
今、経営者に必要なことは、あなたの中にすでに
備わっている“力”を正確に見いだすことと言えます。https://ikuoakashi.jp/presidentcounseling/