基底共依存 カウンセリング

明石郁生

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テーマ:自分自身になろうとする力



乳児期に親や養育者の瞳を通じて、私たちは「祝福される自分」という存在、「自分という存在」に関して確認を得るのでしょう。

同時に、このときは親や養育者もまた、乳児から「祝福している自分」という存在、「この子を守る自分という存在」というかけがえのないものを得ているのです。

このような原初的な関係性がうまくいかないときに、乳児は「自己の存在」を確認し損なうことになってしまうかもしれません。

そうした事態を体験された人々は、大人になるにつれ、

「私は、ほんとうは誰なのだ?」
「居場所がわからない」
「親密な人間関係を紡ぐのが難しい」

という疑問にとらわれるかもしれません。

そして、疑問を解消するために、他者や外部世界、または物質にはまりこんでしまったり、他者の中に「母や父のまなざし」を発見しようと焦り、出会った相手を理想化しては裏切られ、傷ついてしまうかもしれません。

人生早期の基底共依存は上記のことに関連しています。前者を共依存(物質依存、電子情報機器依存、買い物依存、ゲーム依存、ネット・ビデオ依存、後者を関係性依存、恋愛依存と呼んで、カウンセリング・ワークの対象としていきます。

これらを精神的変化や成長のための「表現型」のひとつとして、治す、解消するというよりも、あなたの能力として成熟させていくといったアプローチをとるのです。

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明石郁生
専門家

明石郁生(臨床心理士・カウンセラー)

家族とAC研究室

統合的アプローチでは、家族、人間関係の問題、共依存、依存症、身体症状などを変化や成長のための大切なプロセスと捉えてカウンセリング・コンサルテーションを実践します。

明石郁生プロは朝日新聞が厳正なる審査をした登録専門家です

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