引きこもり、不登校さんへの家族療法の視点2/3
原因の追求より、不登校、引きこもりの家族へのシグナルを探るにはどうしたらいいのでしょう?
また、夫婦の問題を「家族の変化の機会」と捉えるにはどのように捉えたらいいのでしょう?
夫婦間で情緒の交流機会がすくなく、家の中に緊張が増している、父親が仕事で忙しく母親との情緒交流がないなどのケースでは、息子、娘は、それを補うように、自分が「問題」になることで外部からの支援を得る機会を無意識に創っていると言えます。
このケースでの彼ら彼女らのメッセージは、
「この家には問題がある、母親を助けなくてはいけない、外部からの助けが必要なんだ!」です。
家族療法のアプローチでは、彼らのメッセージを聞き取り、「問題」の解決に急がず、家族内、あるいは家族システム、家族コミュニケーションにどのようなことが起こっているのかを探ります。
家族教室@鎌倉 https://ikuoakashi.jp/withdraw2020/