夏休み明け。カウンセリングと相談業務と「気づきの対話」の違いなど。
季節が変化するように、私たちの心のあり方も変化していくことが自然の流れといえます。
梅雨の雨は、やがてくる夏や秋や冬を迎えるための命の流れとも言えます。植物や農作物、海や山ににさまざまな恩恵をもたらせるとも言えますね。
仕事や生活の中において、一つの枠組みにとどまろうとしたり、ひとつの固定化された考え方に執着していると行き詰まりを感じることがあります。家族関係のパターンや夫婦関係も。
ましてや、パンデミックのさなかにおいて私たちは、これまでの仕事や生活におおきな変化を求められます。
しかしながら、「変化」とは時に痛みを伴うことがあります。
この痛みを避けるために、従来どおりの枠組みや固定化された考え方に固執、執着してしまうこともあります。なぜならば、とどまっているほうが、一瞬、楽だからですね。
ゆえに、この時期における「やる気がでない」とは、
もう、これまでのやり方では、立ち行かない!、うすうす、無意識レベルでは感づいている証拠と捉えることができるのです。
なので、この時期における「やる気がでない」とは、自然な命の流れ、変化への入り口なのです。
このプロセスへのアプローチは、「やる気がでない」ことを分析したり、解消したりすることではなく、自分の内面にどのような流れが起こっているのか?
と探求するアプローチが自然な流れに沿うものと言えるのです。
もしかしたら、自分自身の固定化された考え方の反対側、既存のものにとってかわる、新たな方向性を見つけた時に、がぜん「やる気がでる」かもしれないのです。
こういった変化のプロセスは精神的成長と言えるものです。
リラックスして、ぼーっとして、「やる気がでない」感覚を味わうことはとても大事なワークとなります。