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コラム

夏休み明け。カウンセリングと相談業務と「気づきの対話」の違いなど。

2021年9月1日 公開 / 2021年9月16日更新

テーマ:コロナストレス、カウンセラーの視点

コラムカテゴリ:メンタル・カウンセリング



コロナ禍でさまざまな工夫が迫られた夏でした。

家族とAC研究室の小規模な検討では、例年と比べて新規の「家族カウンセリング」のご依頼が多い夏となりました。コロナ禍への対処において、いろんな事柄が癒やしや変化を求めて露呈したと言えるでしょう。

今回は、開業カウンセラーの立場、必要な人々への貢献できる役割について書いてみます。

自戒の念をもって述べると、「カウンセリング」という一括りの言葉は以下のいくつかの領域のことを指しますが、必要とされている方に向けて、それらの目的やサービスの内容が適切に伝わっているかとなると、なかなか難しい部分があると思います。
日本においては「カウンセリング」とは提供する側の敷居が高いのだと思います。

開業カウンセラーの役割 <家族とAC研究室の小規模な検討2021.9>

1,相談業務(=ここを概ねカウンセリングと言っている場合が多いと思います)
・仕事や生活においての心の持ち方、家族、夫婦などのコミュニケーションについて専門分野からアドバイスや対処方法を提示する。子どもさんへの教育相談なども含まれます。
→公的機関で行って居る部分もあります。例えば、心の関連する生活相談などは自治体のPSW(ソーシャルワーカー)さんへのご相談をご案内するケースもすくなくありません。

2,カウンセリング(心理療法)
・問題行動の解消。例えば、夫婦の問題、家族の問題、ひきこもり、不登校など。また、アルコール、共依存、などの依存症。
・生きずらさ、複雑性PTSD、アダルト・チルドレン、家族トラウマ、パーソナリティの変容
・人間関係の改善。恋人、夫婦、上司など
・深い悲しみ、死別、悲嘆の回想
・心の関連する心身症状の解消を目指す。チック、抜毛、不安、感情爆発、不眠、うつ症状、耳鳴りなどなど
心理臨床の専門概念を用いてセラピー(治療的変化)を目指します。

3,気づきの対話/自己実現、自己探求の対話
・自身の人生の変化や課題への気づき、メンテナンスとして
アートセラピー、ゲシュタルト・セラピー、プロセスワーク等の概念基盤をつかった、対話を用いて、「自身を見つける」対話を続けます。

概ね、1の相談業務を2〜3回経て、それ以降にすすんでいきます。また、1の相談業務で終了するケースもあります。

開業カウンセラーが提示することとして、一番大切なことは、ご相談者とともに、どのような枠組みにすすんでいくかをいっしょに話し合っていくことです。

ご参考になれば幸いに思います。

この記事を書いたプロ

明石郁生

「あなたらしい生き方」をサポートする臨床心理士

明石郁生(家族とAC研究室)

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