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山本武史

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山本武史(やまもとたけし) / コーチ

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コラム

【WLBコラム】人前に立つのが苦手な人でも落ち着いて話せるようになる心理学的テクニック

2020年9月10日

テーマ:コミュニケーション

コラムカテゴリ:ビジネス

コラムキーワード: 働き方改革マインドフルネス

こんにちは。山本です。

今回は
「人前に立つのが苦手な人でも
 落ち着いて話せるようになる心理学的テクニック」
というテーマでお話しします。


今回の内容は、
アガらずに話せるようになるためのテクニックですので、

「人前に立つのが怖い」とか
「会議などでもうまく話せない」とか
「もっと堂々と話せるようになりたい」という方は、
参考にしてくださいね。


そういう僕はというと、
実は、元々はあがり症で人前に立つことは大の苦手でした。

あまりにも苦手だったので、「これは何とかしなければ!」と、
中学3年生の時に一念発起して、
毎週全校生徒の前で話す生活指導部長に立候補したんです。


何とか1年間勤めましたが、
結果的に苦痛すぎて、さらに自信をなくしたくらいです。

その後は、大学の卒業論文発表まで、
人前で話すことはありませんでした。

そんな僕だったんですが、
何の因果か、営業になっちゃったんですよね。

本当に困りました。


そのときに、
少し年上の社外の先輩から聞いたテクニックなんですが、
これを試してから劇的に変わりました。


今では、100人いても、200人いても
普段通りに喋ります。



さて、ここからが重要なポイントです。


僕が受けたアドバイスとは、

「緊張するのは仕方がない。
 緊張すること自体、悪いことでもない。
 だから、気にするな」

というものです。


ですが、そう言われても…、
「じゃ、どうしたらいいの?」
って気になりますよね?


僕も聞いてみました。

すると、その人から
「緊張するってことは真剣な証だからいいけど、
 アガって伝えなきゃいけないことが伝わらないのはマズいよな?
 だから、伝えるべきことをしっかり伝えることだけに意識を集中するんだ」
とアドバイスをいただきました。



実は、このアドバイス、
心理学的にはとても効果的なのです。


解説しますと、アガるのは、
「失敗したらどうしよう」とか
「笑われたら恥ずかしい」という
心理状態に陥っているんですね。


つまり、自分が他人からどう思われるかを
気にしている状態なのです。


いちいち、他人からどう見られているかを
気にしながら話しているわけですから、
そりゃ台本の内容も忘れたり、噛んだりしますよね。



ですので、自分に向いている意識を、
聞いてくれている人に向けるのです。


例えば、
「この内容だけはきっちり届けたい」とか
「真剣に聞いてくれている人だけにでも全力で話すぞ」と
いった感じです。


そう思うと、
注目されても「よし、チャンスだ」と
前向きに捉えられるんですよね。


なので、緊張しすぎて自分に向いた矢印を
聞いてくれる人に向け直すだけでいいのです。



後、もう一つ。

それでも噛んでしまったり、
原稿を飛ばしてしまうこともあるでしょう。


そしたら、落ち込む前に、
誰でもいいです、聞いてくれていた人に
「あの部分で噛んでしまってすみません」とか
「話がちょっと飛んじゃいましたよね」とか
って聞いてみてください。


意外と「え?そうでしたっけ?」って、
気にされていませんから。

僕たちは話す立場になると、自分の一挙手一投足が
逐一チェックされているような気になってしまいますが、
聞き手は違います。


聞き手の人は、
間違えたり噛んだりする部分ではなく、
内容そのものに注目していますので、
案外気付きません。


そうやって、何度か、
「意外と気にされていないものだ」
ということがわかってくれば、もう安心です。



先ほどお伝えしたように、
しっかりと「伝える」ということだけに全集中すれば良いのです。


今回はここまでです。
ご質問や聞きたいことなどございましたら、メッセージくださいね。

この記事を書いたプロ

山本武史

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