【WLBコラム】暇な時間を使って仕事の成果を上げ続ける魔法の質問
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
働き方改革をサポートするために
タイムマネジメント以外にも様々なテーマで
お話しさせていただいています。
例えば、
組織の「やるべきことを変える」という発想で
働き方改革を進める『業務改善研修』。
また、
上司部下のコミュニケーションを円滑にして、
かつ、目標の達成を実現していくための『コーチング研修』。
業務改善は、組織を変えていくアプローチで、
コーチングは、個人を変えていくアプローチです。
いずれも「変わる」「変える」ということが
必要となってくるのですが、
多くの人や組織を見てきて、
すんなり「変われる」ってことは少ないように思えます。
では、僕たちは、あるいは僕たちが属する組織は、
いったい何があれば「変われる」のでしょうか?
あなたも、少し考えてみてくださいね。
さて、僕たちが変われるのは
「このままではマズい!」
「ヤバい!何とかしなければ!」
「何がなんでも、それだけは避けなければ!」
って感覚を覚えた時じゃないでしょうか?
つまり・・・、
『切実』。
切実じゃなきゃ、、、
僕たちは心から「変わりたい」と思えないのです。
切実じゃなきゃ、、
僕たちは「変わる」ための策を実行に移せないのです。
切実じゃなきゃ、
「まぁ、今までなんとかなってきたし・・・」
って、後回しにしちゃうんです。
繰り返しますが、
僕たちは『切実』なら変われるのです。
いえ、切実であればあるほど、
「変わらなければいけない」と思えちゃうんです。
時には深刻な事態を直視するような
なんとも気が滅入るようなこともあるでしょう。
嫌なことを思い出し、嫌な気持ちで満たされるような
なんとも不愉快で胃がムカムカすることもあるでしょう。
しかし、だからこそ、
僕たちは「そこから脱したい!」と思えるんです。
時に、、、研修やコーチングで、僕は
「このままの状態で10年間過ごしたとして、
本当にそれで満足できますか?」
と問いかけることがあります。
どんなテーマで話していたとしても、
ほとんどの人の答えは『No』です。
だとしたら、
考え方と行動を
変えていかなければなりません。
それを習慣にするまで、
変え続けなければなりません。
じゃなきゃ、
いつまでたっても今のままです。
今のままではいけないと思いながらも、
今のままでいることは、ストレスではないですか?
「できるのにしない」
なんて、もったいなくないですか?
今すぐに行動を起こしてください。
「とはいえ・・・、どうも気乗りしない」
って方は、まずここから考え始めてみてください。
「変わる」ための『目的』を考える。
目的は結果に大きく影響します。
なぜなら、目的が変わればプロセスが変わるからです。
逆にいうと、目的が決まれば、プロセスが決まります。
プロセスは結果に大きく影響しますよね?
もう少しわかりやすくするために、
例えば「旅行」を考えてみましょう。
「行ったことのない土地を見にいく」という目的の旅行と、
「学友との最後の思い出づくり」という目的の旅行を
思い浮かべてみてください。
「行ったことのない土地を見にいく」という目的ならば、
いち早くその土地に行き、少しでもその土地に長く留まり、
その土地ならではの場所や物を満喫するようなプランを考えませんか?
他方、「学友との最後の思い出づくり」であれば、
旅程の全てが「思い出」になり得ますので、
普段とは違ってあえて鈍行列車に乗ったり、
一ヶ所に留まらず、あちこち気の向くまま足を伸ばしたり、
何も見ずにただひたすらに語り合ったりってプランも良くないですか?
同じ旅行でも、
目指す場所も違えば、たどるルートも違います。
費やす時間もお金も、全てが違ってきます。
これは仕事や私生活でも同じです。
目的が違えば目標もやり方も違って当然なんです。
まず、『目的』を考えてみてください。
「なんのために変わるのか?」
そして、次にその目的に沿って
『目標』と『やり方』を考えてみてください。
自分に合った目標と、
自分がやりやすいやり方を考えてみてください。
(ちゃんと目的に合わせてくださいね)
そして、
つい「まぁ、今までもなんとかなってきたし・・・」なんて
考えが出てきた時には、ぜひその目的を思い出してみてください。
目的はあなたに「切実」を突きつけてくれますよ。
では、今回はこの辺りで失礼します。