やたらと権利を主張する若手に対処する方法
WLBコラムをご覧いただき、誠にありがとうございます。
働き方改革をサポートするタイムマネジメントコーチの山本武史です。
昨日はここ数年毎月訪問している企業さんの
定例会議の日でした。
会議といっても、
ここで行なっている会議は普通の会議ではありません。
なんと!
『結論を出さない会議』なのです。
それどころか、
議題もシナリオもありません。
決まっているのは、
「1時間半話す」ということだけ。
めちゃくちゃ変わった会議です^^;
が、この会議が幹部のいろんな思いや
アイディアを引き出し、
業績を伸ばし続ける
原動力にもなっているのです。
では、具体的に何を話しているのかというと、
・僕たちは何のために働いているのだろう?
・仕事で一番大切にしていることは?
・社員にとっての喜びとは何だろう?
・もっとお客さんに喜んでもらうには?
・少ない人数で仕事を回すには?
などなど、その時に気になることをテーマに
話を展開していきます。
例えば、
「仕事で大切にしていること」を話している中で、
チームのビジョンが見えてきたり、
「社員にとっての喜び」を考えている中で、
今までになかった教育システムが出来上がったり、
「少ない人数で仕事を回す」方策を出し合っている中で、
売り上げを上げる画期的な方法が見つかったり、
いろんなアイディアがあふれています。
ですので、逆に、
会議の終了時間になっても決めきれないのです^^;
が、それぞれが現場に帰った時、
現場の仕事状況を見ながら
会議で話し合ったことを落とし込んでいきます。
そうやって、
(毎月たったの1時間半ですが)
集まって話し合うことで
想像以上のシナジー効果が出ています。
この会社は、
ここ数年、売り上げはずっと右肩上がりです。
人数不足で定休日を設けざるを得なかったり、
幹部候補の社員が辞めたりと
ピンチはありましたが、
何とか切り抜けてきています。
それも、この『決めない会議』の中で、
どうしようかとみんなで知恵を出し合った結果でしょう。
業績を伸ばし続けるには、
それを支える社員みんなの意見やアイディアが必要です。
それをきちんと受け止め、
実現に向けて話し合える場が大事なんだと思うのです。
例え、結論がバシッと決まらなくとも、
方向性が見えることでそれぞれが創意工夫できます。
結論よりも、
話し合う場作りを進めてみてくださいね!
では、今回はこの辺りで失礼します。