【老害対策】避けるべき人の特徴と対策。こんな人が多い会社は絶対に伸びません!
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タイムマネジメントのプロ、山本武史でございます。
ここ数年『人手不足倒産』という現象が次々に起こっているようです。
日本では、これほどまで「労働力不足」に陥っているということでしょう。
今朝のニュースでも
『「人手不足倒産」13年以降最多 中小・サービス業など苦境』と報道されていました。
(東京新聞 Web版より)(東京新聞 TOKYO Webより)
《人手不足倒産とは?》
「離職や採用難などで人材が確保できないために、サービスを縮小せざるを得ない。
サービスを縮小したために、利益が減り経営が立ち行かなくなる」
などといった悪循環から倒産を余儀無くされる状況のことだそうです。
僕が研修で伺う企業や組織でも、大なり小なり同じようなお悩みをお持ちです。
「仕事は増えるが、人が増えない。そのぶん残業が増えています」
「入ってきた人がすぐ辞めてしまうため、仕事の効率が上がりません」
「新規プロジェクトのアイディは出るが、メンバーが募れない」
などなど、人手不足についてのため息は漏れ伝わってきます。
さて、この『人手不足倒産』、
止めることはできないのでしょうか?
実は、こうした現状は、
団塊の世代が大量離職することが懸念された
2010年以降ずっと問題視されてきています。
今話題の『働き方改革』は、
この状況ももちろん見据えていますので。
では、現場ではどのようにするべきなのでしょうか?
結論から言うと、
『一人ひとりの生産性(効率)を高める』
これ以外になさそうです。
公益財団法人日本生産性本部の調べ(2016年)では、
「日本の時間当たり労働生産性は46.0ドルで、OECD加盟35ヵ国中20位」
「日本の1人当たり労働生産性は、81,777ドル。OECD加盟35ヵ国中21位」
「製造業の労働生産性は95,063ドル。主要国中14位で過去最低の順位に」
と、さほど高くないようです。
つまり、まだまだ「生産性を高める余地はある」ということです。
日本では、分業や役割分担が高度に発達しているように思えますが、
実は、それこそが無駄を生んでいるというジレンマもあるようです。
この「人手不足倒産」を回避するための改善策については、
企業や組織側が仕組みを考えなければならないことです。
が、従業員・労働者としても知恵を絞る必要もあります。
そこで、役立てていただきたいのが、
『会議ファシリテーション』のスキルです。
現場の「無駄」を見直し、それを仕組みとして定着させるための、
いわゆる『業務改善』に対話を持ち込んでみてはどうでしょうか?
もともとファシリテーションは、
GE社が生産性を向上させるために「ワーク・アウト」と称し、
生産現場の無駄な工程を省くために始めたことからスタートしたと
言われているくらいですので、必ず役立つと思いますよ。
「対話なんて・・・、
そんなに話す暇があったら手を動かした方が効率は上がるでしょ」
なーんて声も聞こえてきそうですが、
きちんと話し合いがなされた方が、モチベーションの高く保てますし、
やるべきことの浸透度合いも高くなります。
実際に、日産自動車はこの「ファシリテーション」の力を使い、
他のどのメーカーよりも早く『生産の完全復旧宣言』を出しました。
それは、2011年3月11日の東日本大震災から、
たった104日後の6月23日のことでした。
この当時を思い起こしていただくとわかると思いますが、
どのメーカーも部品を供給する会社が壊滅的な被害を受け、
生産ができない状況でした。
確か、他のメーカーでは、対前年比で50%を少し超えたくらいの
生産台数だったかと思います。
それが、日産自動車は約3ヶ月で、
対前年比100%を超えたというのです。
対話の力は、とてつもなく大きいのです。
「話す暇があったら・・・、」なんて言わないで、
「どんな話し合いがなされれば、生産性が高まるか」を
真剣に考えていただきたいと願っています。
そうすることで「人手不足倒産」を避けるための
解決策が見いだせるはずです。
具体的な「会議ファシリテーション」の方法についてご興味のある方は、
ぜひ、以下の参考図書を読んでみてくださいね!
「ファシリテーション入門」堀公俊著
「日産 驚異の会議」漆原次郎著
では、今日はこの辺りで失礼します。