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エージェント型による新たなAI時代の幕開け

伊藤惠悦

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テーマ:その他

Iの活用は個人の生活や企業の業務に変化をもたらしつつあります。その中、最近注目されているのがエージェント型のAI(AIエージェント)です。これは、人が設定した目標に向かって、必要となる複数の工程を自ら判断し、実行する人工知能を指します。従来は、一問一答形式で、段階的に指示を出す必要があった業務を、AI自身が計画しながら遂行できる点が特徴です。まだ実用化されたばかりですが、人でなければ手掛けられなかった、複雑な作業が徐々にAIにより代行可能にもなりつつあるといえます。

具体的にいうと、これまで普及してきた対話型AI(ChatGPTなど)は、資料作成やメール文案の作成、アイデア出しなど、幅広い用途に活用されてきました。「〇〇駅周辺のおすすめランチは?」といった簡単な質問から、「会議の議事録を作成してほしい」といった依頼まで対応できますが、基本的には人の質問や指示に対して回答を返す形式が中心でした。

一方、AIエージェントは「自律性」と「継続的な行動」に強みがあります。人が目標を与えると、AIはその達成に必要な手順を自ら考え、情報収集やツールの利用を繰り返しながら行動を続けます。途中で情報が不足していると判断した場合には、追加で調査を行い、より適切な結果を導こうとします。

すでに一部の企業では、問い合わせ対応用のチャットサービスにAIエージェントを導入しています。複雑な相談内容を解析し、AIが対応可能な範囲は自動で回答し、対応が難しい場合には適切な部署へ引き継ぎます。こうした活用により、人間による作業時間を大幅に削減、効率化できると期待されています。今後、企業はAIエージェントを活用し、生産性を上げることが可能になります。人間は、いかにAIを使いこなすか、戦略をたてる部分で仕事の成否が決まる。そんな時代になるかもしれません。

AIの活用は個人の生活や企業の業務に変化をもたらしつつあります。その中、最近注目されているのがエージェント型のAI(AIエージェント)です。従来のAIは、ユーザーの依頼に対して回答を提示することで役割を終えていました。一方、AIエージェントは自律的に判断し、複数の工程が必要な業務を自ら計画・実行する点に特徴があります。

例えば、従来であれば「出張のホテルを探してください」と依頼すると、候補となる宿泊施設を提示するところまでがAIの役割でした。AIエージェントの場合、「出張の手配をしてください」と目標を与えることで、日程や予算を確認し、宿泊先の選定、スケジュール登録、関係部署への連絡など、一連の作業をまとめて支援することが想定されています。
実際に、顧客対応、損害保険の査定、人材採用、経理業務、自動運転などの分野で、AIエージェントの実用化が進められています。

ただし、完成度には課題も指摘されています。あるアメリカのAI企業では、無人店舗を想定し、商品の発注や価格設定、在庫管理といった業務をAIエージェントに任せる実験を行いました。AIは品薄商品の補充など基本的な対応はこなしましたが、状況に応じた価格調整や利益を意識した判断は十分に行えませんでした。結果として、約1カ月の実験期間で店舗は赤字となりました。
こうした課題は、AIの設計や学習方法を改良することで改善できる可能性があります。将来的には、人間が戦略や方針を決め、実務の多くをAIエージェントが担うといった役割分担が進むかもしれません。

AIエージェントは実用化が始まったばかりです。ただ、今後、仕事の在り方、人間とAIの役割分担といった点で、AIエージェントは世の中に大きな変化をもたらす可能性があります。(了)

(記事提供者:(株)日本ビジネスプラン)

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伊藤惠悦(税理士)

伊藤輝代税理士事務所

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