過去に提出した確定申告書の情報を知るためには
国税庁は、同庁ホームページ上において、個人で事業や不動産の貸付などを行っている者の記帳や決算の仕方、帳簿等の保存に関する情報をまとめた「記帳・帳簿等に関する情報サイト」を開設しました。
それによりますと、「1白色申告の方へ」、「2青色申告の方へ」、「3消費税法」、「4確定申告情報」、「5帳簿のつけ方がわからないときは」の5項目からなっております。
具体的に、「2青色申告の方へ」をみてみますと、記帳は「青色申告者のための貸借対照表作成の手引き」を、決算は「2020年分青色申告の決算の手引き」(一般用・現金主義用)をクリックすると、各説明サイトに移って調べることができます。
また、2020年分の所得税確定申告から、65万円の青色申告特別控除の適用を受けるためには、従来からの要件に加えて、e-Taxによる申告(電子申告)又は電子帳簿保存を行う必要があり、詳細のリンク先があります。
また、「3消費税法」には、消費税の基本的な仕組みや課税となる取引、非課税取引、免税される輸出取引などを解説した「消費税のあらまし(2020年6月)」があります。
さらに、2019年10月から実施された「消費税の軽減税率制度」に関する各種情報のほか、「インボイス制度」があり、これをクリックしますと、同庁ホームページでリニューアルされた「インボイス制度特設サイト」に移行されます。
そして、「5帳簿のつけ方がわからないときは」では、帳簿のつけ方がわからないときには、気軽に最寄りの税務署の個人課税部門(記帳指導担当)に尋ねるよう呼びかけております。
新たに青色申告や新たに消費税の課税事業者となる人などで記帳に不安な人を対象に、税務署では民間の指導機関等に委託して、帳簿のつけ方から決算・確定申告の手続きまでを複数回に分けて指導する無料の「記帳指導」の機会を設けていることも案内しております。
国税庁では、「YouTube国税庁動画チャンネル」にて掲載している「記帳のしかた」及び「決算のしかた」をすぐ見られるよう専用のボタンも設けており、これからも各リンク先は随時追加し、見直しもしていくとしております。
今後の動向に注目です。
(注意)
上記の記載内容は、令和4年1月5日現在の情報に基づいて記載しております。
今後の動向によっては、税制、関係法令等、税務の取扱い等が変わる可能性が十分ありますので、記載の内容・数値等は将来にわたって保証されるものではありません。