Facebook、Google、LINEヤフー、ネット広告の消費税課税
国税庁ホームページより、2019年1月からスマートフォンを利用した所得税の確定申告(以下:スマホ申告)ができるようになります。
サラリーマンのふるさと納税の利用増加などにより、個人で確定申告する人が増えている現状を踏まえ、スマホ申告は納税手続きの簡素化を図る目的で導入されるサービスです。
これは年末調整済みの給与所得者であり、医療費控除又はふるさと納税などの寄附金控除だけの一部申告者が対象となりますが、慣れている方には、見やすくて操作に慣れたスマホ専用画面での確定申告書の作成ができるようになります。
なお、スマホ申告の手順は、パソコンによる申告とほとんど同じのようです。
国税庁ホームページから「確定申告書作成コーナー」に進み、「作成開始」をタップします。
そして、収入や適用を受ける控除額、名前、住所、マイナンバーなどを入力し、e-Taxで申告する場合はそのまま送信して申告が完了します。
書面で申告する場合は、保存したデータを自宅のプリンターやコンビニエンスストアなどで出力して郵送等で提出します。
e-Taxで申告する場合の送信方式は、「マイナンバーカード方式」と「ID・パスワード方式」の選択ができるようになります。
マイナンバーカード方式とは、ICカードリーダライタでマイナンバーのデータを読み取ることで本人確認する方法で、e-TaxのID(利用者識別番号)やパスワード(暗証番号)等の入力が不要になります。
マイナンバーカードもICカードリーダライタも持っていない場合には、ID・パスワード方式を選択します。
ID・パスワード方式では、事前に取得したIDとパスワードを入力することでスマホ申告ができます。
しかし、IDとパスワードは、税務署において、職員と対面による本人確認を行った上で発行するため、運転免許証等の本人確認書類を持参して事前に税務署に出向く必要がありますので、該当されます方はご注意ください。
なお、この方式はマイナンバーカード及びICカードリーダライタが普及するまでの暫定的な対応であり、将来的に、国税庁ではマイナンバーカード方式に統一していきたい考えのようです。
今後の動向に注目です。