その子の内側の体験の世界83

吉田洋一

吉田洋一

テーマ:子育て支援

「その子の内側の体験の世界」第83回目を解説します。

 キーワードは、「その子を知る」「その子にはたらきかける」「その子を見守る」です。
 「その子を見守る」の意は、その子を放ったらかしにするという意味ではありません。
 その子の特性を理解し、その子が社会に積極的にかかわることをサポートするという意味です。
 また、今まで解説してきたことと重複するかもしれませんので、今までのコラムも再読していただければ幸いです。
次は、「その子にはたらきかける」です。
 親は、わが子が5歳になるまでに積極的にかかわることがとてもたいせつになります。
 これは、子育ては「脳を育てること」で詳細に解説しました。
 もう一度、読み直しましょう。


「その子を見守る」15
 「その子を見守る」の意は、その子を放ったらかしにするという意味ではありません。
 その子の特性を理解し、その子が社会に積極的にかかわることをサポートするという意味です。

  発達障害の7つの分類4

 前々々回の発達障害の7つの分類の保護者の苦労や対応について説明します。

  次に、限局性学習症(学習障害、LD)です。特徴は、学習や学業的技能の困難さや読み書きの困難さ、読んだものの意味の理解の困難さや書字の困難さや数学の概念、計算の習得の困難さ、数学的推論の困難さです。対象者は、自分では「なぜできないのだろう」などと混乱します。保護者の苦労は、わからない相手への関わり方に、何かわからないかがわかりえないところにあります。対応は、わかりやすい教え方や身体のバランスの強化や感情の表現と理解を促します。
 次に、発達性協調運動症です。特徴は、運動面の不器用、協調運動のつたなさです。対象者は、みんなができるように、体が動いてくれない不自由さの思いです。保護者の苦労は、イライラと焦り、怒りや不安、不憫さ、申し訳なさが生じます。対応は、競争的競技(勝ち負けだけの競技)に無理に参加させないことや適切な手助けをすることや時間がかかりますが徐々に身のこなしが滑らかになります。
 最後に、そのほかの神経発達症群です。診断基準を満たさない例で、胎生期母体からのアルコール暴露症候群などが含まれます。

 「その子を見守る」の意は、その子を放ったらかしにするという意味ではありません。
 その子の特性を理解し、その子が社会に積極的にかかわることをサポートするという意味です。
 つまり、子育てとは「脳を育てること」とコラムで説明していますが、次回からは養育者にもある程度わかりやすく「脳」のお話しをいたします。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

吉田洋一プロはIBC岩手放送が厳正なる審査をした登録専門家です

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