小学生の発達の症状の特徴128
小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は122回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。
24 変化が嫌い、学校行事が苦手
<困ることは>
学校での行事でお友達と仲良くできずに仲間はずれになります。
学校での行事では仲間同士で同じ行動ができないと、お友達に嫌ががれ仲間外れの原因になります。
学校の行事があると普段と違う雰囲気に不安になります。
楽しい行事でも暗く落ち込んでいるとお友達は嫌がります。
逆に、行事があると気持ちが高ぶり、はしゃぎ過ぎて自分を抑えきれなります。
一人だけ興奮状態になると、周りから浮いてしまいます。
<その原因は>
発達障害のため、適応力や判断力、好奇心が弱いのです。
・変化への適応力が弱い
・状況の判断力が弱い
・新しさへの好奇心が弱い
このようなことの変化が嫌いです。
このようなことから、学校行事が苦手なのです。
普段の生活でも、変化に対応できずに自分の感情のコントロールができないのです。
次回に続きます。