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小学生の発達の症状の特徴122

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

小学生(6歳から12歳児編)における発達の症状の特徴を解説します。今回は122回目です。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているのは、1回目で解説しているとおり、子どもの外側からみた行動の観察です。子どもが内側でどういう「体験」の行動をしているのか理解が必要ですし、その理解を「学び」に活かしているのでしょうか。
 これは、子どもの内側の「体験」という「その子らしさ」の基本的人権です。この基本的人権を保障し、尊重し、理解して学びに対処しなければなりません。
 「学び」や「子育て」においても、「その子らしさ」を尊重し、理解していただきたいと思います。
 また、これから述べる各症状の特徴を「発達障害」かどうかではなく、その似たような行動や振る舞いも「その子らしさ」であることを理解しましょう。

24 変化が嫌い、学校行事が苦手
<困ることは>
 学校での行事でお友達と仲良くできずに仲間はずれになります。
 学校での行事では仲間同士で同じ行動ができないと、お友達に嫌ががれ仲間外れの原因になります。
 学校の行事があると普段と違う雰囲気に不安になります。
 楽しい行事でも暗く落ち込んでいるとお友達は嫌がります。
 逆に、行事があると気持ちが高ぶり、はしゃぎ過ぎて自分を抑えきれなります。
 一人だけ興奮状態になると、周りから浮いてしまいます。

<その原因は>
 発達障害のため、適応力や判断力、好奇心が弱いのです。
 ・変化への適応力が弱い
 ・状況の判断力が弱い
 ・新しさへの好奇心が弱い
このようなことの変化が嫌いです。
 このようなことから、学校行事が苦手なのです。
 普段の生活でも、変化に対応できずに自分の感情のコントロールができないのです。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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