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幼児の発達の症状の特徴30

吉田洋一

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テーマ:子育てをめぐる問題

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の30回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

10 運動が苦手。ぎこちない動き、バランス感覚がない。
 運動神経が極端に悪くて、運動が苦手。発達障害児にはこんな特徴の子もいます。
 両足同時にジャンプができないとか足を交互に階段を降りられないとかスキップができないとかです。
 
<運動が苦手>
・両足同時にジャンプができない
・足を交互に階段を降りられない
・スキップができない
・一本足で立てない
・ブランコがこげない
・三輪車がこげない
・縄跳びができない
・ラジオ体操ができない
 幼稚園の運動会でのダンスや体操ができず、みんなと同じように踊れない。運動神経が悪く、身体を思い通りに動かすことができません。

<うちの子は>
 ・うちの子の場合も運動が苦手で、運動は全部不得意でした。
 ・幼稚園での運動遊びは、独りだけ何も踊れず立ったまま、駆けっこはもちろん最下位です。本人もお友達と比べて運動ができないのがわかるようでかわいそうなのですが、どうしようもありません。

 次回に続きます。

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吉田洋一
専門家

吉田洋一(心身発達の心理士)

一般社団法人JSTC

子どもがテニスを通じて、身体の動かし方や潜在的な能力を引き出し、運動の基礎づくりをサポート。さらに子どもが主体的に取り組む大会を企画開催し、その中で対話的な深い学びを習得し、自律性を高める指導を行う。

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