マイベストプロ岩手
吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(よしだよういち) / 心身発達の心理士

一般社団法人JSTC

コラム

幼児の発達の症状の特徴31

2024年3月27日

テーマ:子育てをめぐる問題

コラムカテゴリ:出産・子育て・教育

 3歳から6歳児の幼児における発達の症状の特徴の31回目を解説します。誤解のないように申し添えますが、ここで述べているから即発達障害だということではありません。経過観察も必要ですし、年齢が上がるほどその特徴がなくなることが大半です。
 また、皆さんが誤解していることがありますので、再度申し上げます。
 発達障害は発達の異常ではありません。発達の定型(平均)からのずれ(order)が生じているだけなのです。

10 運動が苦手。ぎこちない動き、バランス感覚がない。
(続き)
<困ることは>
 幼稚園では、みんなと同じ運動遊びができません。
 幼稚園や保育園では、ダンスや体操などの運動遊びを子どもたちは楽しみます。
 発達障害で運動の苦手な子は、みんなと一緒の運動ができません。
 独りだけみんなと同じ運動ができないと、お友達と遊べなくなったり、仲間外れの現認になります。

<みんなと同じ運動が苦手 その原因は>
 障害のため、体の動きを連携させる神経や脳の働きが弱いのが原因です。
 人間が運動するときには、目で見た視覚情報や触った触覚情報などから、自分の体の手足を動かしたり止めたりします。
 が、発達障害の子は、体の動きをコントロールする脳や神経の働きが弱く、運動面の発達に遅れがみられます。これを発達性協調運動障害といいます。
 ただ、この発達性協調運動障害は、成長するに従い緩和されていきます。障害のない子に比べて成長は遅くても、運動遊びで積極的に体を動かすことがたいせつです。
 運動が苦手という意識をもつと運動遊びを避けるようになり、ますます運動することが嫌になります。

  次回に続きます。

この記事を書いたプロ

吉田洋一

テニスを通じて子どもの心身発達を支援するプロ

吉田洋一(一般社団法人JSTC)

Share

関連するコラム

吉田洋一プロへの
お問い合わせ

マイベストプロを見た
と言うとスムーズです

お電話での
お問い合わせ
090-2790-5389

勧誘を目的とした営業行為の上記電話番号によるお問合せはお断りしております。

吉田洋一

一般社団法人JSTC

担当吉田洋一(よしだよういち)

地図・アクセス

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ岩手
  3. 岩手のスクール・習い事
  4. 岩手のスクール・スポーツその他
  5. 吉田洋一
  6. コラム一覧
  7. 幼児の発達の症状の特徴31

© My Best Pro