診断は操作的診断
ある子どもの行動のあり方にぴったりの引き出しが見つからない、つまり「診断がつかない」ことと、その子どもが理解できないとか支援の手立てが見つからないこととは同じではありません。
引き出しは見つかなくても理解や支援はできます。逆に引き出しに収めるだけでは理解や支援にはなりません。なぜなら、引き出しはその子から離れた外にあるものであり、理解や支援はその子そのものに向かってなされるものだからです。この違いを深くわきまえておく必要があります。
※参考文献 子どものための精神医学 滝川一廣著