検査結果をつかって楽しく糖尿病を改善させましょう
ちょっと寝酒のつもりが、量が増えて来ていませんか?
今日は上手な寝酒の飲み方のお話です。
情報は直に得たい笠原は、7月10日の日曜日に「睡眠研究のパイオニア」裏出良博先生のお話を拝聴して来ました。
笠原健招堂薬局には、年間ウィスキーの4リットル瓶を1ダース以上のむ方や3日で軽く1升瓶を空ける患者さんがしばしば来店され、これを禁酒または減酒させてしまうのを得意としています。
これら禁酒や減酒に成功した方々が口々に「睡眠の質が良くなって、目覚めがスッキリ!スポーツもするようになった!」と報告下さるので、理由を知りたかったのです。
裏出先生は、
『コーヒーを飲むと なぜ目が覚めるのか?』
このメカニズムの解明から、睡眠の研究に至った方で世界の睡眠研究の第一人者と言われています。
以前は、大阪バイオサイエンス研究所と言う世界の学者が集って研究する世界的に有名な研究所におられた方ですが、世界的な研究所自体が大阪の事業仕分けに遭って無くなってしまいました!
今は、筑波大学の世界トップレベル研究プログラムの中に在籍していらっしゃいます。
大阪におられる頃、裏出先生は実証実験的コンサートを企画されたことがあります。
『夢見心地のコンサート』
気持ちよさそうでしょう♪?
酒を飲んで目覚めがスッキリしないのは、量の多少によらず、あなたの体に取って飲み過ぎになっていました。
少量の酒は睡眠を促しますが、過ぎた酒は逆効果で、途中から中途半端に脳が覚醒した状態になってしまい目覚めがスッキリしなくなっているのです。
自然な睡眠の場合には、放熱と体温低下が、睡眠に先立って起き、眠りに入ります。
小さな子供の手足が熱くなると、むずって眠り出すのがそうです。
入浴する時も、ぬるめの風呂で血管拡張し、放熱するか、熱い風呂の好きな方は、早めの時間に入浴して放熱しておくと、入眠がスムースになります。
これと同じように少量のアルコールは、血流を促進し、放熱を促進して、睡眠を促す効果があります。
世界的睡眠学者である裏出良博先生は、次のようにおっしゃいます。
「私たちの体は、放熱と体温低下で睡眠を促すようにプログラムされているようです。
さらに大量に飲酒した後の爆睡は、アルコールによるこん睡状態が起きた状態で、
この場合も意識は無くなりますが、睡眠とは違い、外界の刺激に反応しなくなり、ゆすっても起きません。
昏睡時の脳波は自然な睡眠時とは異なり、覚醒時の脳波が混在したような波形になります。
アルコールは数時間すると体内でアルデヒドに代謝されます。
アルデヒドは脳に覚醒反応を起こすので、飲酒数時間後の中途覚醒の原因になります。
この覚醒反応にはHPA系を介したストレス反応も関与すると考えられます。」
寝酒のつもりが、量が増えては逆効果です。
ついつい飲んでしまって、、ウィスキーの4リットル瓶を年間1ダース以上飲むくらい量が増えていたのですね。
その方も、1~2週間禁酒をしてみたら、酒の量が減っても酔えるようになり、目覚めもスッキリ!血液検査数も毎月のように改善して、今では朝はウォーキングを楽しんで戴けるようになりました。
目覚めがスッキリしない方は、一度量を減らしてみましょう。
睡眠不足による経済的損失は、年額3兆5000億円にも上るそうです。
(日本大学医学部 内山真教授 2006年6月8日発表)
睡眠中に活発な脳機能がありますが、睡眠によって、アルツハイマーの原因物質とも言われるアミロイドβも排泄されると言いますから見逃せません。
頭がボーっとしている割には、熟睡感や睡眠満足度が悪い方へは、栄養療法を使った改善方法があります。
現在服用中の入眠剤を服用しながら始めていただき、いつの間にか入眠剤無しで眠れるような体に戻れます。
まず1週間、その後1ヶ月単位の計画で始めると良いです。
始めの1週間は、1日1000円目安、その後の1ヶ月は約14,000円くらいのご予算になります。