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北岡勇介

顧客の思いに寄り添い中古住宅の価値を見いだす不動産売却のプロ

北岡勇介(きたおかゆうすけ) / 宅地建物取引士

もっともっと不動産(有限会社レンテックス)

コラム

中古住宅の値引き交渉は可能?抑えておくべき交渉ポイント

2018年6月9日

テーマ:中古住宅

コラムカテゴリ:住宅・建物

中古住宅を探す時、いい物件に巡り会うためにも、適正価格を把握することは大切です。自分で高い安いの判断をする前に、市場価値としてどの程度の評価に値する家であるのかを見ておくと、現実的な値引き交渉に繋がります。

値引き交渉に入る前に適正価格を知っておこう

家を安く買いたい気持ちが強過ぎるがあまり、いきなり価格を下げようとする話ぶりは禁物です。購入の意思がはっきりしないうちから、値切りに入るお客さまは相手にされにくいと言えるでしょう。

まず、中古住宅に設定された価格が相場と比較して高いのか安いのか、妥当な価格であるのかをチェックすること。いわゆる適性価格を調べてみましょう。

国土交通省が毎年発表する地価公示価格で、対象物件の土地価格の目安を知ることができます。また、国税庁のホームページにアクセスし、調べたい土地の住所を入力すれば、各年度の路線価の確認もできます。

建物に関しては、築年数や構造、売り主の住まい方による劣化具合など、価格を算出するための項目が色々あります。不動産業者に価格査定を依頼し、査定のプロセスなどを聞いておくと、なぜその評価額に至ったのか確認できます。

新聞の折り込みチラシや不動産会社の店頭広告、住宅情報誌などにも目を通し、インターネット情報でお目当ての中古住宅の近隣の取引事例や売り出し価格を調べて、知識を得ることを心がけましょう。

住みたいイメージが膨らんだら値引き交渉をしてみよう

最適な値引き交渉のタイミングは、購入したい気持ちが固まってから。あらためて物件を手に入れたい理由、欲しいと感じる魅力的な点について考えてみましょう。逆に、物件の気になる点、このくらいは我慢すべきかと思う悩ましい点をあげてみてください。

中古物件ですから、希望の条件を全てクリアした建物はないに等しいかもしれません。だからこそ、良いところと良くないと思うところを明確にして、マイナス面を価格でカバーしてほしい気持ちを伝えましょう。

すぐに購入に踏み切れない、引っかかる理由がはっきりしていると、価格交渉の際の鍵となります。迷う理由を伝え、値引いてほしい価格を提示すれば、家探しの熱意も届くのではないでしょうか。

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