休養中の面談
お願いしている業務は増やしていないのに、残業が多くなっているなあと
気になって、部下に声掛けをした課長さん。よくよく話を聞くと、どうも
近頃眠れていないようで業務にも集中できていないことが判明。業務上の
ミスも目立つようになってきた。
産業医へ相談して、産業医面談を設定した。部下へは体調が心配なので、ぜひ
産業医面談を受けて欲しいと部下を連れて面談室へ課長と二人で来られました。
意欲・集中力の低下、気分の変調、入眠障害、食欲の低下など症状を確認でき
ました。産業医から紹介先のクリニックへ連絡を入れて、紹介状を持参して
もらいクリニック受診。『うつ状態』の診断で休養へ。
上司によるラインケアが効果的で、早期発見・早期治療につながった例です。
その後、2か月ほどの休養で業務に復帰されました。定期的に上司の面談と
産業医による面談を継続しています。
残業の増加は、お願いしている業務量を把握している上司が気づきやすいもの。
上司によるマネジメントはとても大切です。この課長さんには頭が下がります。
しっかりと把握されている上司が多くなるといいんですが‥‥‥。