「結果がすべて」という正論が、皮肉にも組織の成長を止める理由

山田裕介

山田裕介

テーマ:人材育成、幹部育成、リーダー育成、モチベーションUP、やる気UP、ストレングスファインダー


「社長、今日も一人で孤独に頑張っていませんか?」
こんにちは。人が勝手に動く組織創りの専門家・山田裕介です。

四社で売上ナンバーワンを獲得した元MRの私が、
社長一人が頑張る「個人商店」を、社員が勝手に動き出す
「自走型組織」へと再起動させるための処方箋をお届けします。

今日は、経営者にとって最も「正論」であり、
同時に最も組織を苦しめる可能性がある「結果」の話をします。

1、「結果が出ていないなら、やっていないのと同じだ」

正直に言って、私はこの言葉を信じて生きてきました。
あなたも、正直こう思いませんか?
『プロセスが大事なんて綺麗事だ。
結果が出てないなら、やってないのと同じだ』
と

私も4社でNo.1を獲ってきた人間です。
数字が上がらない時の言い訳として
「プロセスは頑張りました」と言われるのが、
昔は一番嫌いでした。

「言い訳いらんねん、結果が全てやろ」
と心の中で叫んでいました。

会社を守る責任がある社長にとって、
結果への執着は当然の義務です。

しかし、その「正論」をそのまま現場にぶつけ続けると、
組織にはある「恐ろしい副作用」が現れます。

2、「怒られないための数字」が組織を殺す

なぜ、結果だけを見ていると組織は自走しないのでしょうか?

結果だけを詰めると、社員は
『怒られないための数字』を作るようになり、
嘘や隠蔽が始まります。
これが組織の最大の目詰まりです。

社員にとっての最優先事項が「成果を出すこと」ではなく
「社長に怒られないこと」になったとき、
彼らは本当の工夫(強み)を出すのをやめてしまいます。

そしてもう一つ、重要な事実があります。

結果は市場や運に左右される
『コントロールできないもの』

一方で、プロセスは『個々の強みの発揮』そのものなんです。

コントロールできない結果ばかりを詰められても、
社員はどう動けばいいか分からず、ただ疲弊していくだけ。

逆に、プロセスを診ることは、次の結果への「仕込み」をすることなんです。

3、今週の処方箋:結果の「裏側」にある強みを言語化する

結果の成否にかかわらず、
その過程で発揮された「資質」に光を当てること。
それが自走のスイッチになります。

処方箋:
今日は、結果が出なかった社員に対して、
『なぜダメだったんだ?』と聞くのをやめて、

『そのプロセスの中で、
君が一番こだわった工夫(強み)は何だった?』

と聞いてみてください。

そのプロセスの中で、
君が一番こだわった工夫(強み)は何だった?

この一言で、対話の内容は「犯人探し」から「勝ち筋の分析」へと変わります。

結果が出なかった時こそ、プロセスにある『強み』を承認するんです。
すると社員は、自分のやり方が間違っていなかったと自信を持ち、
次の打ち手を自分で考え始めます。

4、まとめ:プロセスを共有し、「強みを接続」させる

「本日の処方箋が、あなたの組織の目詰まりを溶かす一助になれば嬉しいです」
結果は後からついてくるもの。

あなたの役割は、結果を詰めることではなく、
結果を生み出すための「プロセスの強み」を見つけ、
それを組織全体で「接続(コネクト)」させることです。

週末くらいは、数字への不安も一度脇に置いて、
自分の歩んできたプロセスを愛し、家族と心から笑い合いたい。

そう本気で願っているなら、ぜひ一度、気軽にご相談ください。
【個別診断・無料相談受付中】
強みを活かし、プロセスから「勝ち筋」を創り出す組織づくりのヒントをお届けしています。

人が夢中で輝く瞬間を、当たり前に。
株式会社ストレングスアスリード・山田裕介

リンクをコピーしました

Mybestpro Members

山田裕介
専門家

山田裕介(企業研修講師・ストレングスコーチ)

株式会社ストレングスアスリード

関係性から、自律自走は生まれる。ストレングスファインダー®を軸に、人が“自分から動き出す”組織づくりを支援。管理ではなく信頼で、人と組織の可能性をひらく、新しい対話型研修です。

山田裕介プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

関連するコラム

プロのおすすめするコラム

コラムテーマ

コラム一覧に戻る

プロのインタビューを読む

社員のやる気を引き出すリーダー育成、オーダーメード研修のプロ

  1. マイベストプロ TOP
  2. マイベストプロ神戸
  3. 兵庫のビジネス
  4. 兵庫の人材育成・社員研修
  5. 山田裕介
  6. コラム一覧
  7. 「結果がすべて」という正論が、皮肉にも組織の成長を止める理由

山田裕介プロへの仕事の相談・依頼

仕事の相談・依頼