初婚年齢の男女差が縮まることで見えてくる 人生の選択の違い

自念真千子

自念真千子

テーマ:結婚相談 20代 30代 適齢期と仕事

初婚年齢の男女差が、年々縮まってきています。
一見すると、結婚をめぐる男女の立場が近づき、
選択肢が広がったようにも見えるかもしれません。
けれど、結婚相談所で長く相談を受けていると、
この「年齢差の縮まり」は、
決して明るい変化だけではないことを感じます。
結婚は、
自然に決まるものではなくなりました。
誰かに流されて迎えるものでもありません。
今は、
自分で選び、決断しなければならない時代です。
この記事は、2015年に書いたものですが、
10年以上経った今の方が、
このテーマの重みを強く感じています。
初婚年齢の男女差が縮まることで見えてくるのは、
年齢や条件の違いではなく、
**人生をいつ、どのように設計し直したかという
「選択の違い」**です。
実際の相談現場で出会った、
二人の女性の事例を通して、
その違いをお伝えしたいと思います。

初婚年齢の男女差が縮まる時代に起きていること

数字が示す初婚年齢の変化

先日、初婚年齢推移について、ご紹介をしました。
この推移について、別の角度で感じたことがあります。
それは、男女の年齢差です。



厚生労働省の「結婚に関する意識調査」資料のデーターより作成
微妙に初婚年齢の男女差が縮まってきているのがわかります。
・男性・女性ともに初婚年齢が上がってきている
・差が縮まる=結婚がしやすくなった、という訳ではない
年齢や条件で焦る前に、婚活がどう進むのか全体像を知っておくと迷いが減ります。
【婚活入門】仮交際から真剣交際にいく割合は、なんと9.7%!

結婚は「自然に決まるもの」ではなくなった

・周囲が結婚していく時代から自分で選び、決める時代へと変化
男性に比べて女性の方が微妙に年齢の上昇が大きいのです。
これが、婚活の場では、
女性が結婚を意識するのに「差」があるようです。
男性の入会時期は、20第後半に、一次ブームがきます。
28歳から30歳くらいが多いです。
その次は、35歳過ぎからが増加してきます。
女性はというと、
一次ブームは、25歳くらいにやってきます。
25歳から27歳くらいで登録に来られます。
あとは30歳を超えた33歳前後が増加してきます。
要は、女性の場合、早く結婚したいって思うか、
30歳を超えて子どものことを考えたら、ぼちぼち・・・と思って婚活がどちらかで、
その年齢差がはっきりと分かれているように感じます。
初婚年齢は平均値です。
29歳で結婚する人が多い訳ではなく、
それより早いか、もう少し先か・・・・・・その年代の人が婚活の場には多くいるように感じます。
相談現場で見えてくるのは、
年齢ではなく「人生の選択の仕方の違い」

人生設計から婚活を選び直した33歳の女性

「もうまずいですよね」という言葉の本当の意味

私が今でもよく覚えているのが、
33歳のときにMMCへ入会された女性です。
初回相談の席で、彼女は開口一番こう言いました。
「もうまずいですよね、私」
一瞬、不安に押されているように聞こえましたが、
話を聞いていくうちに、その言葉の意味はまったく違うことがわかってきました。
彼女は自営業で、
すでに仕事の軸はしっかりと築いていました。
そして人生プランも、驚くほど具体的だったのです。

  • 35歳頃までに第一子を出産したい
  • 40歳までに二人目を考えたい
  • そのために、育児と両立できる規模まで事業を育てたい

つまり彼女にとっての
「もうまずい」という言葉は、
年齢への焦りではなく、
人生設計に対する冷静な自己確認でした。
「子どもを持つ」という選択を現実的に考えたとき、
早くパートナーと出会い、
自分の人生の“地盤”を築く必要がある。

キャリアを築いたからこそ、結婚を選び直した

それゆえ、彼女は、
恋愛の延長線にある出会いではなく、
人生を一緒に考える婚活へと舵を切ったのです。
キャリアをある程度築いたあと、
自分の人生プランに沿って婚活を選び直す。

彼女が選んだのは、恋愛ではなく人生設計としての婚活

この選択ができた人は、
出産・子育てという役割を担いながらも、
仕事の面白さや責任が深まっていく
30代後半以降の人生を、
余裕をもって迎えることができます。
初婚年齢の男女差が縮まる時代に見えてくるのは、
年齢の差ではなく、
「人生をどう設計するか」という選択の差なのです。
初婚年齢の男女差が縮まる時代、
結婚を決められるかどうかは、
年齢よりも「人生設計をいつ考えたか」に左右されます。
キャリアカウンセラーとして感じるのは、
結婚を早く決めた人ではなく、人生を早く設計し直した人だったのです。

キャリアを積み上げ、結婚を選ばなかった女性

【事例】キャリアを選び、10年後に語られた言葉

30代後半、結婚とキャリアの狭間で

彼女は、教育機関で教鞭をとる、
それなりの地位と実績を持つ女性でした。
30代後半で当センターに入会されましたが、
彼女の専門性や立場に見合うお相手との出会いは、
決して簡単なものではありませんでした。

「キャリアを頑張ります」という決断

活動期間はおよそ2年。
仕事もさらに忙しくなり、
最終的に彼女はこう話されました。
「結婚ではなく、これからはキャリアを頑張ります」
それから、10年が経ちました。
ある日、彼女は突然、私の前に現れました。
あれから彼女は、
文字通り死に物狂いで仕事に打ち込み、
その業界では名の知られた存在になっていました。
誰が見ても「成功した人」です。
けれど、その彼女が
静かに私に語ってくれた言葉を、
私は今でも忘れることができません。

10年後、成功した彼女が語った言葉

「じねんさん、
仕事はがんばって、成功したと感じています。
でもね、ここを退会してから
ずっと感じていた心の中の“穴”。
これは、いくら頑張っても埋まらないのよ。
成功したと言われている今も、
心の穴は、ぱっかり開いたまま。
やっぱり、子どもを産んでおけばよかったと
今も思っているの。」

二つの事例から見えてくる「人生の選択の違い」

違いは年齢でも、能力でもない

この事例について考えるとき、これは年齢からくるものでも、
能力やキャリアの違いからくるものではありません。
これはまさに、人生の選択の違いなのです。
どちらが正解で不正解か、などというものではないのです。

仲人として、40代前後の方に必ず伝えていること

仕事か子どもか、という選択に意味はない

この話を聞いてから、
私は40代前後の方のカウンセリングでは、
必ずお伝えすることがあります。
「本当に、やめて後悔は残りませんか?」
女性の出産年齢には、
どうしても“時間の制約”があります。
仕事と子どもを天秤にかけることに
意味はないかもしれません。
けれど、
もし「仕事も、家庭も、両方ある人生」を
心のどこかで望んでいるのなら、
仕事を頑張るのと同じように、
結婚のお相手探しも、
あきらめずに続けるという選択を
私はおすすめしています。
それは、
人生の先輩が、
10年という時間を経て語ってくれた
重みのある大事な言葉だからです。

こうした価値観の違いは、プロフィールでは見えにくい部分です。
昔ながらの仲人の現場では「身上書」という形で、その人の背景も含めて丁寧に確認します。伴走する人がいることのメリットは、ご自身の感覚的なところを確認できるところです。一緒に共有できる人がいる安心感は、結婚活動において大いに強みです。
身上書とはなんぞや?という質問にお答えいたします

結婚は年齢の問題ではなく、人生設計の問題

就活の時、真剣に自分に合う職種や仕事内容を考えたはずです。
でも結婚となると、まるで出会い事故のような感じでお相手さがしをされている人を
散見します。
でも、大事なことは自分の人生をキャリアについてを考えることなのです。
出会いは待つものではなく、探すもの
人生は、作り上げていくもの
今、それを一人で抱え込まずに誰かと考えるという選択があるということを知っておいてほしいと思います。
結婚相談所・仲人と一緒に考える選択もあるということです。

迷ったときのセルフチェック(3つ)


  • 結婚したいのか、安心が欲しいのか
  • 条件を下げたくないのか、未来を守りたいのか
  • 相手探しの前に、人生設計が未整理ではないか

迷いがあるようなら、
人生と結婚を整理するための個別コンサルティング人生と結婚を整理するための個別コンサルティング
〇一人で決めずに、今の状況を整理したいと感じた方へ
 公式サイトで行っている人生と結婚を一緒に考える個別相談をご案内しています。(相談料は頂かない相談形式です)

<関連コラム>
20代30代の結婚の率直な感想20代30代の会員が率直に結婚して感じたこと
年齢は「不利になる材料」ではなく、これからの人生の選び方を決める材料です。
ここから先は、婚活を前に進めるためのヒントもぜひ受け取ってください。
<お薦めコラム>文中でもご紹介しているコラム
①婚活がうまくいかない原因は、条件よりも「進め方」にあることが多いです。
まずは基本を整理したい方はこちらもぜひ読んでみてください。
【婚活入門】仮交際から真剣交際へいく割合は、なんと9.7%!
②「条件は見えるのに、相手の“背景”が見えなくて不安」
そんな時に役立つのが、昔ながらの婚活資料である身上書です。
結婚を安心して決めたい方は、こちらも参考にしてください。
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