梁直付けカーテンレールが下がってきた!

髙岡恭平

髙岡恭平

テーマ:マンション 木製二重窓


【下地板の仮付け】

あなたの部屋のカーテンレールはどのようについていますか?
①窓の木枠についている。
②窓枠上の壁についている。
③窓上の梁に直付けでついている。

マンションの寒さ・結露・カビ対策で、内窓を数多く手がけていますが、必ず付随して出てくるのが、カーテンレールや房掛けの位置変更です。というのも、内窓を付けるには約80㎜の張り出しスペースが必要になりますが、ほとんどのマンションでは出幅が足りません。
そこで以下の方法を講じます。
(ア)メーカーのふかし枠部材を使う。
(イ)丸ごと木製で枠を作り替えてしまう。


【仮付けした下地板に沿ってカッターをいれてクロスを剥がします】

今回は昨年、木製内窓&木製枠を施工させて頂いた現場で、カーテンレールは当初の位置のままだったのですが、経年劣化でカーテンレールを止めているビスが数か所緩みました。
2度ほど、ビスの長さを替えてみましたが、どうしてもカーテンレールが下がるので、木製の化粧下地を入れることにしました。
木製下地は、両面テープ・ボンド・タッカーで固定しますが、ビニールクロスがあると接着剤は弱いので剥がして、石膏ボードを露出させます。


【木製内窓が栂ですので、化粧下地も栂にしました】

工業製品は施工時期が変わると、同じものでも微妙に色違いがわかりますが、照明光や紫外線で経年美化する無垢材はそんな心配は不要です。





【栂の化粧下地にカーテンレールががっちりつきました】

ボンドが固まるまで、24時間はカーテンを吊らないでくださいね。
やはりカーテンレールが少し窓の上端より上にあると、カーテンも長くなって部屋が豪華になります。
これだと、カーテンレールやカーテンをそのまま使えるので経済的です。
天井の一部に細長い無垢板がきて、インテリアグレードも上がりました。
お客様のお部屋には崩してはならないプライドが潜んでいますね。

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髙岡恭平
専門家

髙岡恭平(福祉住環境コーディネーター)

森林浴生活株式会社

暑くない・寒くない・湿気ない...おまけに結露やカビもない。外気温に左右されない健康と家計に優しい断熱リフォームが得意。スギやヒノキ等の天然木は断熱・調湿効果に優れ、住まいの温湿度を快適に保ちます。

髙岡恭平プロは神戸新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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