「押し込む収納」から「見せてもOK」収納へ
マンション生活も長くなると持っているモノも徐々に変わります。
子育ての時は子供のおもちゃや布団など、生活必需品がスペースを埋め尽くしますが、それに代わってだんだんと増えてくるのが洋服ですね。自分のための洋服が増えてくるのは自然なことで、生活を楽しむには一番手軽なおしゃれですね。
【押し入れの中を洋服中心に改造しました】
吊る洋服と並べる服に分けて考えると改造方針が決めやすくなります。
左側のパイプは比較的かさばる洋服で、奥にも少し余裕のスペースがあります。
白いメッシュにはS字型フックを使って、バッグを自由に掛けるようにしました。
【短パイプと前後自在の可動棚板】
右側の短いパイプにはブラウスなど薄物をかけます。薄物は肩幅をさほど取りませんので、前後2段、ちょっと高さを変えてつけました。
奥行き80㎝を自由に使うために40㎝の棚板を前後自在に使えるようにしました。
奥の棚には日頃あまり出し入れしないものを入れますが、棚柱を前後で独立させていますので、手前とは別個に高さを設定できます。
【折れ戸が邪魔なので、壁を利用した2枚引き込み戸にします】
天井までの引戸は現在製作中です。シナの木でつくった高級シナベニヤを使います。
洋室はクローゼットの高さが天井まであります。収納内も2400ミリありますので、これを利用しない手はありません。
間口が入り込んでいる右側を洋服掛けにしました。
【壁天井と床にはきれいな合板をきっちり貼りました】
お客様の要望で上のパイプにはシーズンオフの長物を掛けるようにしました。
脚立に乗って入れ替えする必要がありますが、有効な空間利用です。
下のパイプは日常用の上着サイズをかけますが、少しでも余れば小さな化粧ケースも使えます。
【左上には羽毛布団をコンパクトに収納します】
洋室のクローゼットは奥行きが50数cmしかありませんが、引き戸にすることで中が広がり、ほぼ60㎝を確保できました。
男物の背広でもなんとかかかります。
壁に金物を取り付けやすい合板を貼り、棚板には滑りの良い合板に化粧板(前部)を使います。
Tシャツやインナーを並べても引っかかることもありませんから安心です。
表面が滑らかな板と前後自在の棚板(奥行き30㎝のダブル)をうまく組み合わせると、今までの1.5倍の量が収納できますよ。
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