マンションの中和室を、御簾(みす)戸でイメージチェンジ!
2013年2月にオープンした天然素材リノベーションマンション第3弾(当時)であるアルテピアモデルルームが、来月で丸3年半を迎えました。2013年2月から11月中旬まではオープンルームとして、それ以降は私たちが入居して生活体験型モデルルルームとして運営してきました。
アルテピアの天然素材リノベーションの内容は…
①窓断熱、窓結露に効果のある木製内窓(特許取得済)
②夏の床のべたべた(湿気)、冬の床からの冷えを止める杉の置き床生活(特許出願中)
③鉄製玄関ドアの暑さ寒さや結露を遮る木製内玄関扉
④室内全体が空気清浄機? ドイツ製のしっくい(天井壁)
⑤狭い空間にもピッタリ、木製別注家具
⑥古い蔵戸、御簾戸をマンション和室にアレンジ
ざっと、こんな感じです。
普通のモデルルームは、オープンルーム(人が住まない)に終始しますが、工業製品と違って無垢材には、調湿効果や消臭・防カビ効果など、暮らしてみて初めて確認できる効能がたくさんあります。
大半が、見栄えだけの工業製品との決定的な違いがここにあります。
また、工業製品が経年劣化するのが普通なのに対して、無垢材は時を経てもその室内空間に対する健康後押し効果は変わらないことや、色合いが濃く艶っぽく変化する様子を自ら確認する必要があります。
実際、施工直後の色合いや硬さはずいぶん変化しています。
また、家具もこのような円卓に変えました。最初は、チーク材の四角い食卓でしたが、1500×900という既成サイズはどうしてもダイニングが狭くなって、生活しづらくなりました。
食卓やソファというのは、自宅に置いたときにその周囲を「カニ歩き」せずに、普通に前を向いて歩けることが大切なのだと実感しました。いくら高価で上質の家具でも、カニ歩きするくらいなら買わない方がましです(笑)
この円卓は最高です。ダイニングの四隅に空間ができるので、見た目広く感じますし、椅子を引いた時でも壁が邪魔になりません。専有面積の比較的狭いマンションにはぴったりです。
和室はモデルルーム立ち上げの当初から、蔵戸・御簾戸・和紙クロス(天井)・しっくいで天井壁をつくり、畳は熊本産のイグサで新調しました。しっくいの消臭効果があるのに、今でも年に何回か、イグサの香りが漂うことがあります。
湿度の高い日だと思いますが、とても好ましい香りです。イグサが水虫の元になる白癬菌をせん滅することは意外に知られていませんが、さすが日本の伝統素材です。中国のイグサでは検証されていませんが…
最近、和室を洋室(フローリング)に変えてしまう業者さんが増えています。
ただ安いだけの中国産の畳が流通しているから、畳本来の良さがわからないのでしょうね。
今回は、アンティーク家具・同照明を使って、畳敷きの洋間「昔あった応接室」を作ってみました。
改まった部屋をつくるほど面積がないマンション、和室の活用がポイントです。
お盆明けの8/20(土)、21(日)、22(月)、23日(火)の10時から17時まで、アルテピアモデル自由見学会を現地にて開催します。予約不要です。お車でお越しの方も大丈夫です。
ぜひお越しくださいね。
7/21にキッチンもリニューアルしています。真っ白なキッチンは必見です。
アルテピアモデルルームをHPで確認したい方はこちら(一部工事中)→http://modelroom.forestreform.co.jp/
無垢材でマンションをリフォームすることに関心のある方はこちら→http://modelroom.forestreform.co.jp/