使いにくいL型のキッチンを「おしゃれに、機能的に」リフォームする
【古い流し台を解体した所です】
築50年以上経った鉄筋コンクリート戸建住宅の流し台の入れ替え、杉の置き床生活工事のお仕事を頂きました。
家が50年なのだと思っていたら、なんとキッチンも50年前のものでした。約25年転勤でお住まいになっていなかったそうです。
【凹凸の下地合わせが大変手間でした。】
リフォームは家が古いほど、想定外の問題点が出てくるものなのですが、今回はなかなか大工さんには歯ごたえのある仕事になりました。白いタイルだけうまく剥がせれば、下地工事がやりやすいと考えていましたが、流し台を解体すると仕上げ前の元コンクリート壁にセメントでがっつり付いていました。
これを強引に取ると下地工事の手間が増えるばかりか、産廃の量も半端なく増えます。
左右のタイルの厚みが不ぞろいなのはわかっていたのですが、そこは大工さんに個別調整していただくことで納得して貰いました。
【下地処理が完了し、キッチンパネルを貼る準備が整いました。】
流し台と取り付けるためには、キッチンパネルをうまく収めることはとても重要です。
表面の髙さが不ぞろいではキッチンパネルや流し台がうまくおさまりませんが、大工さんの丁寧な仕事のお蔭でとてもスムーズに進んだと、組立業者さんから喜んで頂きました。
床にある無垢の木枠は厚さ20mm、杉の置き床生活の厚みと同じです。そうです、高さ調整のために準備したのです。
【キッチンパネルも無駄なく使いきり、最終のコーキングです】
通常の仕事がスムーズに行くと、思いがけない仕事もお願いできることもあるのです。
換気扇の空間が空いていますが、木片が残っていたのでキッチン組立業者さんにお願いしました。
大工さん並みにきれいに塞いでくれたのは、とても感謝でした。
バブル期までは、キッチンや浴室の壁はタイル張りが多く見られましたが、目地のメンテンナスや貼り替え時の工事費が高くつくことなどから、最近はキッチンパネルにすることが多くなりました。
光沢があり、耐久性もあるので台所にはよい材料だと思います。
【新しい流し台と杉の置き床生活の工事が完了しました。】
あとは壁面と天井の塗装を残すのみとなりました。天井は既存素材の関係で水性ペイント、壁は専用紙の上に塗る漆喰の予定です。
余談ですが、給水管や排水管も全て新しくさせて頂きました。
普通、キッチンの入れ替えには入っていない項目です。
薄利多売でやっている専門業者さんや、ホームセンターの下請けをする業者さんは、古いのを分かっていながらそのまま繋いでいくことが多いと聞きます。
今回の仕上がりもいつも丁寧で長持ちを意識している業者さんと一緒にしているからこその成せる技です。
これからもこんな丁寧な仕事を続けていきたいと思います。
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