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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

水回り設備を一新したのに、水漏れを起こすリフォーム屋の悪!

2015年6月29日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 木製キッチン

コラムカテゴリ:住宅・建物

最近、商談先のお客様からよく耳にする話ですが…
「〇〇さん宅、キッチンを替えて間もないのに水漏れしたんだって…」
「△△さん、お風呂を新しくしたのに水漏れして、下の人に迷惑かけたらしいよ」


【キッチン 同じ場所で流し台を入れ替え】

一体、どこから漏れているのでしょう?
工事に伴って新たに配管接続をする「隣接の老朽化している配管」付近から、漏れたことが予想されます。

では、誰の責任(?)なのでしょう?
多分、配管接続をする水道屋さんではないと思います。
お客様から直接工事を請けたリフォーム業者でしょう。

お客様から工事を請け負ったリフォーム業者は、配管接続を水道屋さんに依頼しますが、工事を早く終わらせて、安く上げたいために職人さんに「必要な箇所」以外の工事はするなと、指示していることが多いのです。


【浴室 入口バリアフリーのために配管を低く抑えています】

こんな事故があると、お客様は工事を依頼したリフォーム業者に連絡をしますが、きっとこういうでしょうね。
「その部分は、うちが工事をした部分ではありませんので…」
でも、それを聞いたお客様はその業者には二度と声を掛けないのは明白です。

当社でお願いしている設備配管の職人さんは、「真心」を持っている人なので、そんな身勝手な指示をするようなリフォーム業者の仕事は断るとはっきり言います。
よい師匠についたからだと本人は言ってますが…(笑)

そんな職人さんなら、周辺の配管の老朽状況も調査した上で、出来るだけ将来の事故が起こりにくいように、必要があれば同時に交換してくれます。
状況確認をしてから部品を買いに走ることもありますので、施工日数は一日、二日余分にかかることはあります…。

戸建住宅は、水漏れしても他人に迷惑を掛けることは少ないのですが、集合住宅であるマンションでは生活ゾーンにダイレクトなので深刻です。


【洗面所床下の配管】

では、どうすればこんなリスクを回避できるでしょうか?
ひとつは、新築後20~25年以上経っているマンションの場合は疑ってかかってもよいと思います。
特にジョント部分に「銅管」が使用されているとほぼ確実に水漏れします。

具体的な行動としては、マンションの管理事務所で同様の事故の発生の有無や状況について聞いてみることです。
この情報はかなり信憑性があります。
次に管理人さんが推してくれる水道屋さんを教えて貰ってください。
管理会社のリフォーム部門よりも水道屋さん直接の方がよいですね。

その水道屋さんに配管の老朽状況だけをチェックしてもらうことです。
出張料などのお金は必ず払ってくださいね。その方が、後腐れないですから。

水道屋さんもリフォームは熱心なので、同時に機器入替の見積もりをさせてほしいと言われると思いますが、別にその場で決める必要はないでしょう?



【キッチンを移動した時の全て新しくなった配管】

あとは…(これは私の経験則ですが)…浴室やキッチンの見積もりの明細を見た時に、機器代以外の現場工事費が極端に安いのは怪しいのではないかなと思います。
相見積もりを取ればわかるかな?
まして「工事費は頂きません」などというわけのわからないキャッチフレーズを上げている業者は話にならんでしょう?

日本製の配管部品そのものは、とても耐久性があります。スチール製・銅製・塩ビ製などいずれも優秀です。

良い製品に真心のある工事、これが日本のものづくりの根幹です。

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