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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

使いにくいL型のキッチンを「おしゃれに、機能的に」リフォームする

2015年6月3日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 木製キッチン

コラムカテゴリ:住宅・建物

当社は自然素材を使ったリフォーム会社ですが、キッチンや洗面台など水回りは、大手メーカーの設備機器をうまく使って「カッコよく、使いやすく、収納を多く」を目指しています。

当社のリフォームモデル第1号(現在は閉鎖しています)となったサンヴェール須磨妙法寺は、コンロと調理台が壁づけで、シンクがリビングに向かっているL型キッチン。間口が狭いマンションなので、キッチンも縦長です。
シンク側が極端に短く、キッチン内部に食器棚が収まりません。

盛り付ける食器を出すにも、洗った食器を収納するにも、いちいちシンクをぐるっと回ってキッチンから出て、リビングに置いた食器棚まで行くので、非効率この上なし! みなさん不便とは感じながらも、仕方なく毎日の炊事をされています。

モデルルームをご見学くださったI様は、当社のリフォームしたキッチンが「不便さを解消し、機能的で、しかもおしゃれ」だと非常に気に入ってくださいました。
I
リフォームの条件は:
①料理をしながらサッと食器が出せ、洗ったあとにサッと食器をしまえる
②炊事をしながら家族とコミュニケーションを取れる
③キッチンに閉塞感がなく、かつリビングをできるだけ広く使える

限られたスペースの中で、電気配線や配管などの制約を考慮しつつ、上記3点を現実化するために…。

まず、キッチンの解体です。リフォーム後は、タイル貼りの壁側が食器棚を置くスペースになります。


【L型キッチンの解体】

タイルをはがすのは大変なので、目地を掃除した後、タイルの上に板張りの壁をつくる下準備をします。


【カウンターも撤去し、壁をつくる下準備をしています】

冷蔵庫と食器棚を置く壁を背中側とし、廊下に沿ってコンロ・調理台・シンクが一列に並ぶI型キッチンにします。
マンションン独特の細長い廊下を逆手に取って、解放感を出す作戦です。


【廊下に沿ったI型キッチンとするための下地の壁を立てました】

キッチン本体は、大手メーカーの壁づけタイプを利用します。アイランドタイプより、値段も安く、場所もとりません。
本来ならば壁に接する見えない面を、廊下・リビング側に向けて設置します。
その面に、木目のきれいな無垢材を化粧材として貼ります。


【廊下、リビングとの対面キッチンになります。解放感ばつぐん】

レンジフードもおしゃれでカッコイイものが、リーズナブルな値段で手に入るようになりました。


【化粧材を貼ればできあがり。テーブルの横がシンクなので、食後の食器は即シンクに】

このリフォームのポイントは、暗い部分が少なく、すべてが視界に入るようになったことです。明るく、解放感があります。
今までは、L型に囲まれた空間でお母さんが一人で炊事をしていましたが、これなら家族とおしゃべりしながらできます。
また、家族も気軽にお母さんと一緒にキッチンに立つこともできますね。お手伝いも増えるでしょう。

すべてが見えるので、お掃除が大変?
いえいえ、 見えるがゆえに、いつもきれいになるのです。

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