「神戸の冬は寒くなっているぞ」、これからは北海道並みの断熱仕様が経済的!
神戸新聞の朝刊に下記の記事をみつけました。
「厚生労働省は10/8、2012年度に病気やけがの治療で全国の医療機関に支払われた医療費の総額(国民医療費)が、前年度比6267億円増(1.6%増)の39兆円2117億円だったと発表した。国民一人当たりでは5600円増(1.9%増)の30万7500円で、いずれも6年連続で過去最高を更新した。
(中略)
国民医療費が国民所得に占める割合は11.17% 国民一人31万円弱
(中略)
厚労省は今後も増加が続くとみている。
国民医療費を年齢別でみると、65歳以上の医療費が22兆860億円で全体の56.3%を占めた。」
【マンションの内玄関を断熱する杉の内玄関扉】
医療費の総額もさることながら、65歳以上の高齢者が使った医療費が全体の55%超になっている現状は深刻です。
医療費だけをみても現役世代にいかに負担がかかっているかが明白です。
この状況を打開するにはどうすればよいのでしょうか?
高齢者が自ら病気にならないようにするのが一番早い。
病気にならないようにするには、十分な睡眠、バランスのとれた食事、適度な運動、早期健康診断の受診と言われていますが、やはり人がすることです。
いくら啓蒙しても医療費は減るどころかふえるばかりです。
【マンションの北側の寝室につけた杉の木製二重サッシ】
私たちのグループでは、高齢者の住環境の改善が大きな一歩だと考えています。
高齢者の疾病では、生活空間の温度差が引き金となるヒートショックによる急激な血圧変動で脳疾患や心疾患が、トイレや浴室で頻発しています。
家庭内の不慮の死者は年間1万3千人(推定)と言われている中、冬季の浴室での死亡事故は年間1万人以上(推定)、なんと交通事故死の2倍以上です。
交通事故死者数が激減していく中、家庭内不慮の事故死者数がここ10年、変わらないどころか、わずかながら増加傾向にあると厚労省の資料にはあります。
【リビングのインテリアにも一役買う木製二重サッシ】
私たちのグループは高齢者の住んでいる建物の断熱性能を改善すれば、疾病予防の大きな一歩になると考えています。
冬の夜、寒くても人間、トイレに行かないわけにはいきませんからね。
ほこほこの布団の中33℃⇒ふとんをめくった寝室10℃⇒廊下に出て8℃⇒トイレは6℃以下なんていう戸建住宅は少なくはありません。
暖かいと言われているマンションでも、北側の部屋の窓際などは5℃を記録することもこの須磨区妙法寺界隈でもめずらしくありません。
【結露に差あり。左はFIXガラス窓、右が二重サッシのガラス】
勿論寒さは全国一律ではありませんから、断熱性能も地域に合わせて考えなければなりませんが、建物を断熱するときに効果のある順番はどこでも同じです。
開口部、窓の断熱改修が一番効果大です。
マンションであれば、内窓、二重サッシです。内窓のガラスは状況次第で選択します。
戸建では選択肢が多く、単板ガラスを複層ガラスに変える。マンション同様、内窓をつけることもできます。
【木目が評判の栂の木製二重サッシ】
近年の気候変動は、夏暑く、冬寒い度合が過ぎる極端な傾向を示します。高齢者の体が対応できないのも当然です。
高齢者が自ら自分の体を守るために断熱改修をして、健康寿命を伸ばす努力をしてくださることが、家族や子供さん、お孫さんの負担軽減となり、また家計にもよい影響が出ます。
高齢者に優しい省エネ改修された家は、幼児や若者にも快適な家なのです。
そしてこんな積み重ねが、国の医療費の増大を防ぎ、国家財政の破たんを防ぐことになるのです。
森林浴生活では、自らの健康のために断熱改修をして下さる方に国の補助金を提供する用意があります。ぜひ、ご一報ください。
自然素材等で省エネ(高断熱)改修工事に興味のある方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/top/index.php
実際に木製二重サッシの暖かさを確かめたい方はこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html