データでなく、実生活で感じる天然木の高断熱マンションリフォーム
古いマンションは外壁が冷える…こんな風に感じた方は案外多いのではないでしょうか?
築40年を超えるマンションでは、断熱材そのものが入っていないものもありますが、30年そこそこのマンションでは断熱材は普通に入っています。
横尾団地(新築1980年~)で、今工事中のお客様から壁を断熱工事してほしいというご要望を頂きました。
【既に木製二重サッシの木枠が完成済みだったので…】
そもそも断熱材が入っている壁がなぜ冷えるのか…?
一口にいうと断熱材の劣化です。
今回の現場は吹付断熱材(発砲ウレタン?)が入っていましたが、これは炭酸ガスで膨らますのです。
その炭酸ガスが年数の経過に伴って抜けてしぼんだと考えられます。
それに伴って湿気がまわりやすくなることも考えられます。
壁をめくり、発泡断熱材を削り落として新たに断熱材を充填するのは現実的でなかったので別の方法を考えました。
【遮熱シートを貼った合板を壁に取りつけました】
木の窓枠が既に施工済みだったこともあり、その枠のチリの範囲内で納めるには、ロックウールやミラフォームでは枠よりもはみ出てしまいます。
そこで遮熱シートを薄い合板に貼って取り付けることにしました。
施工性を高めるために、予め切った合板にプレス機で遮熱シートを貼りました。
このフクビ化学の遮熱シートはよく使いますが、なかなか効果があります。
【置き床を施工するために床面のレベル調整をしています】
マンションでは、壁よりもよく冷えるといわれるのが床です。コンクリートに直接クッションフロアの貼っていた今回の現場は、1階ということもあって冷え冷えのようでした。
皆さんあまり認識がないのですが、実はマンションのコンクリートスラブは、レベルが一定に保たれていることはまずありません。
傾斜している、部屋の隅は直角が出ていないのは普通です。凹凸があるとういか、うねっていることも珍しくはありません。
【レベル調整用の板を何種類かつくりました】
いわゆる捨て貼りと言われる大きな合板を貼ると、凹凸がきつい場合、踏んだ時にべこべこ鳴る可能性がありますので、場所ごとにレベルを細かく測定し、それに合わせて薄板をつくりました。
大工さんも大変ですが、薄板を製材する材木屋さんも面倒な作業です。
でも、ここをしっかりやっておかないと無垢の小型置き床がうまくおさまりません。
【カーテンの入ったアルテピアモデルルーム】
置き床の最大の特徴は杉そのものの断熱性と柔らかい足ざわりです。
遮熱シートも貼ってあるので二重で床からの冷えをシャットアウトします。
夏には、部屋の湿度を吸ってくれるので梅雨時でもさらさらで快適ですよ。
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