高透明ガラスフィルムで熱遮断とUVカットを！

2013年7月23日公開 / 2020年4月24日更新

テーマ：マンション　窓断熱

コラムカテゴリ：住宅・建物

【まずは窓ガラスの洗浄から！】

うちの事務所では、夏の西日・UVカット対策で、道路面のガラスに住友3Mのガラスフィルムを貼っています。4枚のガラスには①何も貼らないガラス、②遮熱・日射減が中程度のガラスフィルムを貼ったガラス、③UVカットのみのガラスフィルム、④遮熱・日射減が高いランクのガラスフィルムの4パターンです。

【中性洗剤でよく洗い、汚れた水を落とします】

中高ランクのガラスフィルムの遮熱効果は、うちの事務所では下記の通りです。
8㎜のガラスの表面に西日が直射した時の温度、外側が48℃、内側が41℃前後でした。
またガラスフィルムはほぼ100％ちかく紫外線をカットします。
フィルムを貼ってあるガラス面に置いてある木工品や紙は全く変色していません。

【中性洗剤で濡らしながら貼っていきます】

それに対して貼っていないガラス面にあった桧の風呂ぶたや杉板はあっといまにやけてしまいました。
赤っぽく変色することをやけると言います。
今回、貼っていないガラスに施工することになったのは、御簾戸などの古建具の置き場所を広げる為です。御簾戸はかつて夏に風通しを良くするために使われたものですが、管理の行き届いたそれは冬になるときちんと蔵の中にしまわれていました。

【貼った上から押し付けて間の水分を落とします】

最近は、管理の行き届いた上モノの御簾戸を仕入れていますから、私としても不要な劣化をさせるわけにはいきません。湿気と紫外線を気にしていれば保存はばっちりです。

【貼り終わってほぼ1日経過した状態です】

このフィルムは、ガラス面の多い車や飲食の店舗では普通に使われていますが、住宅ではまだまだ普及していません。朝日や西日が暑くて困っている人、冬の日差しが眩しくてついカーテンを閉めがちな家には最適な商品です。
また、紫外線をカットするのでタンスや装飾品が日焼けしません。
それに走光性のある虫は照明器具から出る紫外線に寄ってきますので、防虫対策にもなります。

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