築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ
今日、NPO法人シックハウスを考える会 関西支部のメンバーで、元・金剛組の小田原敏之さんが、当社のモデルルームを見学に来られました。
金剛組は、飛鳥時代から続く社寺建築のプロフェッショナル会社で、いわゆる、宮大工軍団です。現在は高松建設の傘下に入っています。
金剛組のホームページはこちら⇒http://www.kongogumi.co.jp/
一級建築士でもある小田原さんは、平成16年12月に大阪でホームコロジーオダワラを立ち上げられ、寺院建築のコンサルタントをされています。
内地材(国産材)については、プロ中のプロで、スギヒノキ以外にも色んな国産木の特性について見識を積んでおられます。
たまたま、マンションを無垢材でリフォームしたいという依頼があり、無垢床工事の可否について見学に来られたのです。
木材の話題になると、よく出てくるのが、含水率や人工乾燥、天然乾燥の可否についてです。
しかし、「〇〇な目的に使う場合は△△乾燥がよい」という視点で、議論が進むことは稀です。
森林浴生活が、無垢のスギやヒノキを使う3大目的は下記の通りです。
① 経年美化、年数を経るごとに艶や味わいが増すこと。
②無垢材の木の香りを楽しむこと。
③香成分の中のフィトンチッドが、人の心身の健康の後押しをする効果があること。
小田原さんは、かつて自ら木材の人口乾燥実験をされたことがあり、その時には木材の脂分が失われて、木が本来持つ香りがなくなってしまったことを確認されたそうです。
(フムフム、私が学んだことは間違いではなかったのだ!)
上記の①②③を達成するためには、無垢材に含まれる脂分は不可欠なのです。
人口乾燥をすると、この脂成分の大半が抜けてしまうんですね。
その結果…
最初から木の香りがしない。
身体の健康後押し効果が期待できない。確保されるのは、暖かい肌触りと目に優しい視覚効果だけで、癌細胞の増殖を抑えるNK細胞の活性化が弱くなります。
色濃く、てか~となる味わいが期待できません。
ですから、森林浴生活で使う内装用の無垢材は、全て自然乾燥したものばかりです。
いつまでも香り豊かで心身に優しいモデルルームはこちら⇒http://forestreform.co.jp/about/modelroom.html
ご年配者の方の中には、ご自分達が住んでおられるマンションを過小評価される方が少なくありません。
新築時からの値下がりが大きいから、二束三文だと…。そんなことはありません!子供から見れば財を生む立派な資産なのです。
マンションリフォームの概念を一緒に覆して、あなたのマンションの資産価値が落ちないようにしませんか?