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髙岡恭平

人生100年時代の健康と家計を守る天然木リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい)

森林浴生活株式会社

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コラム

築140年超の古民家改修、古さに合わせて板材を選ぶ

マンション 調湿 

2015年10月10日 / 2018年8月8日更新

玄関庇工事、デザイン面でポイントに差し掛かりました。
改修の動機は、瓦がずれて危ない。瓦が樋の上にせり出して雨が直接、地面に落ちてくるでしたが、私はくすんだ庇の裏を明るくしたいと考えていました。

【軒裏に貼られた焼き杉板】

庇の裏には、この古民家を長年支えてきた丸桁が、これまた太い腕木に支えられています。
今後のメンテナンスを考えると、塗装は避けたかったのです。
それに天然木の経年美化を上回る自然塗料の色合は難しいのです。
耐久性があり、白過ぎず、黒すぎず、築140年超の古さにも違和感のない素材がこれです。

【人の指紋同様、無垢材ですからひとつとして同じ木目はありませんね】

無垢の焼き杉板です。杉板の表面をバーナーで焼いて作るのですが、色んな種類があります。
外部に使うものには、完全に表面が炭化するまで焼いたものもあり、一口に焼き杉板といっても沢山あります。
それに加工しやすさがないとこの現場はおさまりません。
そんなことで、お施主様は私たちに一任して下さったのです。

【古い丸桁との色調、全く違和感はありません】

焼いた部分が少ないこのタイプを選びました。これなら、軒裏の刷新と丸桁&腕木とのバランスが取れます。
合板下地の桟木同様、垂木に焼き杉板を止める作業もなかなか大変でした。
そのまま止めると、あちこちで段違いがでるのです。
板の継ぎ目が盛り上がる所は、垂木を削りますが、何せ古いので大きく削ると心配です。
浮く所はクサビ代わりの木片をいれて高さ合わせです。

【古い垂木がねじれていたので、ノミで少し削りました】

最後に大変なことが残っています。自然に歪んでいる丸桁の際の寸法合わせです。
焼き杉板を斜めにカットするのは当たり前です。隙間はきっちり埋めないと、スズメのお宿になってしまいますからね(^◇^)
また、丸桁の裏には街灯の電線などもありますから、慎重な作業が求められます。
大工さんと材木屋の社長さんが、日が暮れるまでかかりっきりでした。
夕方から三田では、お天気不安の予報もありましたので、内心焦っていたのですが、きっちり3日でやり遂げてくれました。

【丸桁との隙間は、不ぞろいだらけなのです】

次の工程バランス板金工事です。昨日、採寸も済ませて、材料は発注済みです。
正直、こんな時の連休は有難くないですね。

高さを細かく調整する、長さや幅の寸法を細かく取りながら進めなくてはならない仕事は、集中力がいりますので、職人さん達はとても疲れます。現場でも軽口をたたける雰囲気ではありませんでした。

こんな職人技で、日本の家とお施主様の魂が受け継がれてゆくのですね。
この調子で、次はバリアフリーマンションに杉の置き床工事をよろしくお願いします。

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