木製二重窓の特許取得、置き床生活の特許出願
短辺方向に板を敷きつめた廊下
西洋の宗教建築も天井が豪華ですね。
重厚感のある板戸
岡山県真庭市の勝山武家屋敷に行きました。
ここは市の指定文化財の建物で、入場料を払えば見学できます。
床は板に畳、壁は土、天井も板、建具は紙と板…時代的に当たり前のことですが、
いわゆる天然素材でできた建造物です。
こんな古い木造建築が未だに残って(保存されて)いることに一種の感慨は覚えますが、
不思議ななことにこんな家に住みたいとは思えません。
理由は簡単です。今の生活スタイルに合わないからです。
でもインテリアとして部分的に採用するには興味深い点がいくつかあります。
①細長い廊下が豪華に見える。
②現代ではスルーされることの多い天井に板。
③存在感を発揮する板戸
須磨区のマンションには、1970年頃から建てられた四角い田の字型間取りの神戸市公社分譲と
1989年バブル期から分譲された細長い民間会社分譲の2種類があります。
一見、公社分譲の方が武家屋敷の間取りに近いので採用できそうですが、梁型がでない分、耐力間仕切が室内のそこここにあるので、武家屋敷のようにはいきません。
細長の民間会社分譲は、天井や梁がある分、間仕切り壁は撤去自由なので逆に面白いリノベーションが可能です。
古い日本の建築物にはマンションリフォームを革新するような知恵がたくさんあります。
皆さんも一度そんな目で楽しんではどうでしょうか?