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髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(たかおかきょうへい) / 福祉住環境コーディネーター

森林浴生活株式会社

コラム

無垢の手触り、足触りは生体に優しい!

2012年7月14日 公開 / 2020年4月24日更新

テーマ:マンション 調湿 

コラムカテゴリ:住宅・建物


無垢のスギ材

実際の生活の中で、木材は塗装して用いられる場合が殆どであるため、異なる塗装をした木質床材と無塗装床材等で生体に及ぼす影響を調べた実験があります。

素材は

①無塗装スギ材

②オイルフィニッシュ塗装スギ材(木目のザラザラ感が少し残る程度の塗装)

③ポリウレタン塗装スギ材(表面塗装と研磨を繰り返したすべすべした塗装)

④金属

⑤手を空中においたまま

目をつぶって座り、それぞれの素材を90秒間触り、主観評価と血圧検査をしました。



結果は・・・

一番好きと答えた人が多かったのが、無塗装のスギ材、二番がオイルフィニッシュ塗装のスギ材

一番嫌いだと答えた人が多かったのが、ポリウレタン塗装のスギ材。金属よりも評価が低かったのは意外でした。

自然な感じがしたのは、無塗装スギ材、オイルフィニッシュのスギ材で、人工的なのはポリウレタン塗装スギ材と金属でしたが、

トータルで一番不快で人工的だったのはポリウレタン塗装スギ材でした。



抑うつ・疲労尺度の主観評価も含めて最高血圧の測定数値を加えて結論づけると・・・



無塗装スギ材とオイルフィニッシュ塗装スギ材は生理的にも生体に優しい影響を及ぼすが、

ポリウレタン塗装(一般的な木質フローリングの塗装)のスギ材は金属並みに逆の変化を示しストレス状態を生じさせることがわかりました。



塗装は汚れや傷を防ぐためのものですが、状況や個人の要望で選択できるようにすることが重要なのではというのが実験者の提言です。

マンションリフォームでもスギやヒノキの無垢材の床を見直してみませんか?

この記事を書いたプロ

髙岡恭平

人生100年時代の健康寿命リフォームのプロ

髙岡恭平(森林浴生活株式会社)

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