網引湿原
皆さまへ、心からのご報告と御礼を申し上げます。
このたび、令和八年春の褒章におきまして、光栄にも黄綬褒章を拝受することとなりました。
令和六年に「現代の名工」という身に余る栄誉を賜り、それだけでも十分すぎる光栄と感じておりましたが、さらにこのような歴史ある褒章を頂戴し、今はただ感謝の思いで胸がいっぱいです。
私はこれまで、四十六年間、写真一筋に歩んでまいりました。
七五三や成人式、入学、卒業など、ご家族の歩みに寄り添う記念写真。
そして、企業の価値や地域の魅力を社会に届ける広告写真。
「人の想い」を残すことと、「時代の価値」を伝えること。
その両方に真摯に向き合いながら、今日までシャッターを切り続けてまいりました。
泣き顔も、満面の笑顔も、若き日のご両親の姿も。
時は流れ、重ねるほどに、写真はかけがえのない「家族の宝物」となります。
決して平坦な道のりではありませんでした。
それでも歩みを止めずにここまで来られたのは、お客様からいただく「ありがとう」の言葉、切磋琢磨し合える仲間の励まし、地域の皆さまとの深いご縁、そして何より、常に傍らで支え続けてくれた妻のおかげです。
この受章は、決して私一人のものではありません。
今日までに出会ってくださった、すべての皆さまとの「共同作品」だと思っております。
六十八歳となりました。
しかし、レンズの向こうには、まだ見たい笑顔があります。
これからも、人の心に残る一枚を。
そして、社会に必要とされる一枚を。
一生涯、現役の職人として撮り続けてまいる所存です。
もし私の人生が一枚の写真だとするならば、その背景には、いつも皆さまの笑顔が写っています。
今日までの素晴らしいご縁に、心より感謝申し上げます。
今後とも変わらぬご厚情を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。
謹白
令和八年四月吉日
有限会社栄光社
代表取締役 宮本 博文


