撤退時のリスクの最小化と出口戦略
アパート・マンション経営は予想以上にメンテナンス費がかかる
不動産投資は、資金が必要で定期的なメンテナンス費用が高くつく…というイメージをお持ちかと思います。確かにアパートやマンション等の経営では、修繕費や維持費等がかかります。築年数が長くなれば長いほどにキレイに維持するためにもメンテナンス費用は欠かせません。
その点、コインパーキングは、マンション等の建築物と比べ修繕費がほとんどかからないのが最大の利点でしょう。
アパートやマンションは、各室内の給湯、水回りの故障などもよくありますが、建物全体の外壁の塗り替え、ベランダ、屋上等、共有部分の防水工事等…かなり詳細に渡り、大掛かりなメンテナンスが必要です。
入居者からの様々なクレーム等にも対応していかなければなりません。
退居する場合は、その度にハウスクリーニングも必須です。
考えてみると、アパート・マンション経営は、メンテナンスという諸経費がかなり高くつくことを覚悟しておかないと、収支が全く合わなくなりそうです。
機材の耐久年数は長いコインパーキング
コインパーキングには、前述のようなメンテナンス費がほとんどかからないのが魅力でしょう。最初に機材を購入するだけで、機材の耐久年数は長いので、長期間、買い替えの必要もありません。
マンション経営では最初の初期投資としての建築費もさることながら維持費も高くつきます。
コインパーキングでの初期費用としては、精算機やフラップ板と呼ばれるロックシステムの設置などだけです。
このような機材も小型化が進み、手軽な価格帯になってきたのも負担を減らしてくれる要因です。
マンション等では、入居者からのクレーム対応にも心身が疲れると聞きますが、
コインパーキングを自主運営方式(パーセルフ)で行う際は、すべてDSSにおまかせください。元々、住居と比べてクレームが少ないのが駐車場経営ですが、メンテナンスチームがいつも待機し、24時間対応します。
ユーザーからのクレーム、機材トラブルには、DSSが窓口となりますので、オーナーさまは何のご心配も不要です。
保険料が少額、災害に強いコインパーキング
見落としがちなのが、「保険」関連についてです。
アパート・マンション経営の際は、火災保険や地震保険への加入は必ずしなければ、後で大事になってしまってからでは遅いです。
建物が木造なら、保険料は高くつきます。
一方、コインパーキングでは、機器設備や施設等の保険となりますので、建物に比べ保険料も安価です。この点も大きい利点だと言えます。
また、コインパーキングは、「建物」ではありませんので、災害に強いということもポイントが高い部分でしょう。
大きな地震があった地域を検証ましたが、パーキングの周辺は液状化現象が起きたり、建物が倒壊しているのに、コインパーキングの被害は、アスファルトが少し剥がれる程度に留まっていました。
車に対応させるためにフラップ板なども頑丈に作られています。
たとえ、大きな地震が起きても被害は最小限で、しかも被害度合いによっては、当日でも営業できます。
このように、災害時のリスクも回避しやすいというメリットもあり、コインパーキングは、魅力がいっぱいのビジネスだと言えますね。