注意!DIYエアコンクリーニングで火災

「エアコンをつけたら、送風ファンに黒いカビの塊が見えました。」
毎年6月から7月にかけて、このようなお電話を数多くいただきます。
「今日、明日で来てもらえませんか?」
「子どもがいるので、このまま使うのが心配です。」
お気持ちは本当によく分かります。
しかし、この時期はすでに多くのご予約をいただいており、ご希望の日程でお伺いできないことも少なくありません。
実は、多くの方が同じタイミングで気付いています
エアコンは、本格的に使い始めてから初めて異変に気付くことがあります。
- 冷えが悪い
- 黒いカビが見える
- 嫌な臭いがする
- 咳やくしゃみが気になる
- 異音や水漏れが起きている
- 風が出てこない
そして、異変に気付いた時点で、
「すぐに掃除してほしい」 「できれば今日か明日に来てほしい」
と思われます。
ところが、多くのご家庭が同じ時期にエアコンを使い始めるため、その頃にはエアコンクリーニング業界も繁忙期を迎えています。
その結果、気になる汚れや不具合を見つけても、希望する日程で予約が取れないことがあります。
一番避けたいのは「必要な時に安心して使えないこと」
エアコンクリーニングは、単に汚れを落とすことだけが目的ではありません。
本格的に暑くなる前に状態を確認し、必要に応じて点検やクリーニングを済ませておくことで、慌てずに夏を迎えられます。
「もっと早く試運転しておけばよかった。」
現場では、このような声を本当によく耳にします。
カビや臭いだけでなく、冷えない、水が漏れる、異音がするなどの不具合が見つかった場合には、クリーニングではなく修理が必要になることもあります。
真夏になってから慌てないためには、使い始める前の確認が大切です。
4月10日は「エアコン試運転の日」です
実は、このような事態を防ぐために、一般社団法人 日本冷凍空調工業会では、毎年4月10日を「エアコン試運転の日」と定めています。
本格的な暑さを迎える前の4月から6月頃に試運転を行い、故障や不具合を早めに見つけることが推奨されています。
エアコンが必要になる直前ではなく、まだ暑さに余裕のある時期に確認しておけば、修理やクリーニングが必要になった場合にも、比較的落ち着いて対応できます。
今年はもう真夏を迎えていますが、この情報をぜひ来年に生かしてください。
そして、もし今この記事をご覧になっている方は、「来年確認しよう」ではなく、今すぐ一度エアコンの状態を確認することをおすすめします。
おすすめは、使用する1〜2か月前の試運転です
本格的に暑くなる前に、一度エアコンを運転してみてください。
ご自身で確認する場合は、冷房の設定温度をできるだけ低くし、10分から30分程度運転します。
そのうえで、次のような症状がないか確認してみましょう。
- 冷たい風が出ているか
- 嫌な臭いがしないか
- 普段とは違う音がしないか
- 室内機から水が漏れていないか
- 送風ファンに黒いカビが見えていないか
最初の10分ほどで冷風が出るかを確認し、その後も30分程度運転を続けると、水漏れなどの異常にも気付きやすくなります。
気になる点が見つかった場合は、繁忙期になる前に相談することで、日程にも比較的余裕を持って対応できます。
「臭わないから大丈夫」とは限りません
注意していただきたいのは、嫌な臭いがしなければ、エアコン内部もきれいだとは限らないことです。
現場では、臭いがほとんどないにもかかわらず、分解してみると送風ファンや内部一面にカビが広がっているエアコンも珍しくありません。
反対に、臭いの原因が必ずしもカビだけとは限らず、室内の生活臭や排水部分の状態などが関係していることもあります。
そのため、臭いの有無だけで判断するのではなく、
- 前回クリーニングしてから何年たっているか
- 送風ファンに黒い汚れが見えていないか
- 冷え方や運転音に変化がないか
- 水漏れなどの異常がないか
という視点で確認することが大切です。
今年から「使う前の試運転」を習慣に
暑くなってから初めてエアコンをつけ、カビや不具合を見つけても、すぐに業者へ依頼できるとは限りません。
避けたいのは、暑さが厳しくなってから、必要なエアコンを安心して使えなくなることです。
夏本番になって慌てないためにも、ぜひ来年から、本格的に使用する1〜2か月前の試運転を習慣にしてみてください。
4月10日の「エアコン試運転の日」を、ご家庭のエアコンを確認するきっかけにしていただければと思います。
毎年この時期になると、「もっと早く確認しておけば良かった」というお客様に何人もお会いします。
だからこそ、このブログを読んでくださった方だけでも、来年は絶対に同じ思いをしてほしくありません。


