保険は、売りやすい商品より必要な商品を
今週は、生命保険について考えてきました。
「節税になるか」
「解約返戻金はいくらか」
「保険料はいくらか」
もちろん、こうしたことも大切です。
でも、最後に考えたいのは、もっとシンプルなことです。
「もし明日、社長がいなくなっても、この会社は続いていくだろうか」
会社には、社長にしか分からないことがある
中小企業では、社長が営業も、銀行との交渉も、仕入先との付き合いも、重要な判断も、一人で担っていることがあります。
社長が元気なうちは、それで問題ありません。
しかし、突然その人がいなくなったらどうでしょう。
誰が判断するのか。
誰が取引先に説明するのか。
誰が金融機関と話すのか。
そして、その間の会社を支える資金はあるのか。
「保険金」だけでは足りない
だから、事業承継の準備は保険だけではありません。
後継者を決める。
仕事を引き継ぐ。
取引先との関係を共有する。
会社のお金の流れを整理する。
株式の承継を考える。
そして、万一に備えて必要な死亡保障を準備する。
一つひとつは特別なことではありません。
ただ、元気なうちは「まだ先の話」と思ってしまいます。
だからこそ、元気なうちに考えておくことに意味があります。
「もしも」は、会社を見直すきっかけになる
社長の「死」を考えるのは、決して悲しい話だけではありません。
むしろ、会社に何が足りないのかを見つけるきっかけになります。
誰が経営を引き継ぐのか。
会社にはいくらのお金が必要なのか。
誰に何を伝えておくべきなのか。
生命保険も、その準備の一つです。
「社長がいなくても会社が続く」
そこまで準備できている会社は、社長が元気なときにも強い。
万一のための準備は、実は、これからの会社をつくる準備でもあるのです。
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岡崎総合会計事務所
税理士 岡崎俊視


