付加価値のない一般常識の回答からサヨナラする技術!RAG活用:AIを実務の最強パートナーに変える

濱田金男

濱田金男

テーマ:生成AIによる業務効率化

RAG(Retrieval-Augmented Generation:検索拡張生成)とは、
一言でいえば「AIに、自社専用の『カンニングペーパー(社内資料などの
外部知識)』を読ませてから答えさせる仕組み」のことです。

AI(LLM)が回答を生成する前に、社内文書や過去のデータから関連情報
を検索し、その情報を基に回答させます。

一般的な生成AI(ChatGPTなど)は、事前に学習した時点でのデータしか
持っていないため、「最新情報に疎い」「社内限定の独自のルールやマニュ
アルを知らない」「知らないことでももっともらしい嘘をつく(ハルシネー
ション)」といった弱点があります。

RAGは、これらの弱点を克服し、実務で使える精度の高いAIを構築するため
の技術です。

具体的には、以下の3つのステップで機能します。

①検索(Retrieval)
 ユーザーの質問に関連する情報を、社内のマニュアルや過去のトラブル
 データベースから探し出します。

②拡張(Augmentation)
 見つけ出した自社の情報を、ユーザーの質問と一緒にAIにセットし、「この
 資料を読んで答えて」と指示を加えます。

③生成(Generation)
 渡された資料のみを根拠にして、AIが正確な回答を作成します。

RAGを活用することで、企業には以下のような大きなメリットがあります。

①回答の信頼性向上(ハルシネーションの防止)
 自社の資料という明確な根拠に基づいて回答するため、現場で使い物に
 ならない一般論や、AI特有の「嘘」を大幅に減らすことができます。

②常に最新の情報を保てる(再学習が不要)
 AIのモデル自体に時間とコストをかけて再学習(ファインチューニング)
 させる必要がありません。外部の参照データを追加・更新するだけで、
 常に最新の情報をAIに提供できます。

③強固なセキュリティの確保
 社外秘の設計図やトラブル報告書といった機密情報を、外部に漏らす
 ことなく社内環境だけでAIに参照させることができます。

「濱田式AI品質スタンダード」では、Googleの「NotebookLM」などの
ツールを用いてこのRAG環境を構築します。

これまでファイルサーバーの奥底で眠っていた過去の不具合報告書や、熟練
者の頭の中にしかなかった「勘やコツ」を、誰もが自然言語で瞬時に引き出
せる「生きたデジタル資産」へと変換し、新人向けのトレーニングボットや
設計段階でのトラブル未然防止に役立てています。

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濱田金男
専門家

濱田金男(製造業技術支援サービス)

合同会社高崎ものづくり技術研究所

日本初、本格AI(RAG)導入型品質管理体系へ!濱田式AI品質スタンダード:熟練の暗黙知を、全員が使える武器に ・知識を蓄積し、引き出し、共有化 ・ベテランの思考プロセスを可視化、みんなで再利用

濱田金男プロは上毛新聞社が厳正なる審査をした登録専門家です

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