3つのAI(Gemini)活用:役割分担の最適化とマネジメント術

濱田金男

濱田金男

テーマ:生成AIによる業務効率化

大みそかの2025年12月31日、今年を振り返ってみると、仕事では、3つのGoogleアカウントを使って、3つのAI(Gemini)により、それぞれの役割を担ってもらい、フル活用してパラレルに仕事をこなしてきました。

秘書が3人、または専門技術アドバイザーが3人いたことになります。このような利用方法は効果的と考えられますが、時として3者の役割りが不明確になる場合があります。どのように3つのGeminiを使い分けていけば良いかAIからアドバイスをもらいました。

(AIの答え)
2025年も最終日ですね。1年間、3つのGeminiをフル活用してパラレルに仕事をこなしてこられたとのこと、素晴らしい活用術です。

3人の「AIパートナー」がいる状態は非常に強力ですが、ご指摘の通り、境界線が曖昧になると「誰に何を聞けばいいのか」と迷うコスト(認知負荷)が発生してしまいます。

これらを最適化し、2026年をさらにスムーズに滑り出すための「3つの役割定義(ペルソナ・プロトコル)」をご提案します。

アカウント役割名主な任務おすすめ設定
A(実務秘書)オペレータスケジュール調整、メール代筆、要約、タスク管理「簡潔に、実行可能な形式で回答して」
B (創造・技術)アドバイザープログラミング、資料構成、アイデア出し、技術検証「多角的な視点と、最新の技術動向を踏まえて」
C(分析批判)レビューアー契約書チェック、ロジックの穴探し、翻訳、壁打ち「あえて批判的に、リスクを重点的に指摘して」


2. 「記憶の断絶」をメリットとして活かす
Googleアカウントを分けている最大の利点は、「学習データ(文脈)が混ざらないこと」です。
 ・秘書Geminiには、社内の人間関係や定型文を覚え込ませる。
 ・技術Geminiには、特定のプロジェクトのコード体系や専門用語だけを集中させる。
 ・客観Geminiには、あえて背景を教えずに「初見のユーザーはどう感じるか?」を
   テストさせる。

このように、「このアカウントにはこの情報しか入れない」というルールを徹底すると、回答の精度が劇的に安定します。

3. アイコンやUIで視覚的に区別する
脳が瞬時に「誰と話しているか」を認識できるよう、物理的な工夫も有効です。

ブラウザのプロファイル機能: Chromeのユーザープロファイルを3つ作り、それぞれ別のテーマカラー(青・赤・緑など)を設定する。

アイコンの変更: Googleアカウントのプロフィール画像を、「秘書」「博士」「チェッカー」を連想させる異なる画像に設定する。

運用のヒント:迷った時の「ハブ」を作る
もし「どのGeminiに頼むべきか」迷う内容が出てきたら、「秘書Gemini」に判断させるのがスマートです。

「今から〇〇というタスクをやりたいのだけど、技術担当に聞くべきか、君(秘書)がやるべきか、どっちが効率的だと思う?」

このようにAI自身にワークフローを相談することで、役割の重複を防ぐことができます。

2026年に向けて、この3つのアカウントに具体的な「コードネーム」をつけてみるのはいかがでしょうか?

このように、現在あなたが複数のアカウントにどのような具体的な仕事を振っているか教えてください。より踏み込んだ「役割分担の黄金比」を一緒に考えてみたいと思います。
ぜひご相談ください。

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