日常生活から学ぶ工業英語
Hello! 今日はどんよりした天気の高崎です。
アジサイの季節もそろそろ終わりでしょうか。
(先月に行ったぐんまフラワーパークにて)
今朝、NHK WORLDでシャドーウィングの練習をしていたら、
このような記事が目に飛び込んできました。
見出しは、"Firms preparing for Japan's export curbs"。
Firmsとは企業を、curbsは規制を表しています。
ニュースの見出しでは、動詞が省略されることが多いです。
この場合は、Firmsとpreparingの間の"are"が省略されています。
読み進んでいくと、日本が世界シェアのほとんどを占めている
半導体原料を輸出する際、韓国を優遇国(ホワイト国)から外すという内容でした。
この記事では難しい単語はあまり使われていませんが、
対象原料の"high-purity hydrogen fluoride"(高純度フッ化水素)が何かわからないと、
内容理解が深まりません。
そこからは、インターネットで英語と日本語の両方で検索して、
その原料がどのようにどの工程で使用されるのか、
また、どうして日本が世界シェアNo.1なのか、他国での生産が難しい理由は何か、
ということまで読み解いていきます。
こうすることによって、その原料についての知識と理解が自分の体の中にまで入り、
字面だけの翻訳や通訳ではなくなります。
この努力と学習は不可欠なことであり、仕事の一環だと私は考えます。
プロになるためには、語学学習だけではなく、その更に奥へと進んでいくことが重要ですね。