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コラム
語学留学やワーキングホリデーに行く前に
2017年8月7日 公開 / 2021年2月28日更新
暑中お見舞い申し上げます。
イタリアから帰国後、バタバタしてました。
そして、今頃疲れが出たのか、体調不良気味。
皆さんもご自愛くださいね。
さて、今日は大人の留学についてです。
留学が終えて帰国後は、外資系企業への転職や海外とのビジネスに関連する
仕事をしたいと思う方が大半だと思います。
これは大人だけではなく、留学を考えている学生にも同じことが言えます。
正規留学経験者であれば、上述のような企業への就職や仕事ができる可能性は高いですが、
短期語学留学やワーキングホリデー経験者にはなかなか厳しいでしょう。
まず、外資系企業で求められる人材とは、
1.正規留学経験者(海外の大学や大学院を卒業)
2.【英語+α】を身に付けている
この2点を満たしている人です。
企業が求めている人材は、英語が話せるだけの人ではありません。
英語はあくまでもコミュニケーション・ツールの1つであり、
それを使って何ができるのかが重要で、求められる人材であります。
ワーキングホリデー(ワーホリ)は、あくまでも働くこともできる『ホリデー』です。
実際に語学力や社会人経験がないままワーホリで海外へ行っても、
1年間ではコミュニケーション・ツールとしての基本的な語学力を身に付けるのがやっとで、
ビジネス英語や海外に通用するビジネススキルやマナーを身に付けるところまでは
到達できない方がほとんどです。
また社会人経験者で語学力がない場合は、専門分野や業務経験が何かによって、
滞在先での仕事が決まってきます。
よって仕事をしながら語学力やスキル、マナーを現場で身に付けることも可能です。
『自分探しの旅』で出掛けて行っても、結局は企業が求めているような
語学力やビジネススキル、ビジネスマナーを身に付けて帰国するわけでないので、
外資系企業への転職は厳しいです。
外資系企業が求めているのは、今まで日本企業でやってきたような業務
(メール、会議、プレゼン、営業、研究、報告書作成、専門用語使用等)を、
【すべて英語でできる人材】なのです。
それゆえに、【英語+αのある人】【正規留学経験者】でないと、
きちんとした評価をしない企業が多いのです。
大人になってから短期語学留学をして帰国した方々が、
帰国後に外資系企業への転職を試みても採用されない理由は、
『基本的なコミュニケーション・ツールとしての英語しかできない』
『海外に通用するビジネススキルやマナーが身に付いていない』
という2点が主な原因です。
この現実の壁にぶつかった時に、『留学は無駄(失敗)だった』と思ってしまうのです。
そう思わないためには【留学する目的】と【留学後どうするか】をはっきりさせてから、
留学するかどうかをもう一度熟孝することをオススメします。
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