【愛知淑徳大学】2022年 公募推薦試験 前夜に出願動向分析します。
本年度は、大学入学共通テストが実施される初年度です。もともと、センター試験からの大幅な出題形式の変更を嫌って、受験生たちが学校推薦型選抜で早く合格を決めてしまいたいという指向が高まっていました。コロナ禍は、この指向に拍車をかけているだろうと予測します。
模試を受けられらかった弊害
本年度の現役生が直面した、例年には無かった不都合の一つが「模擬試験が受験できなかった」ことです。とくに、4-6月にかけて実施予定の模試は、軒並み中止となりました。また、一部の模擬試験の中には、各受験者が自宅で自己解答することによって辛うじて実施にこぎ着けられたものもありました。
このため、今年の高3生たちは「定期的かつ客観的に自分の立ち位置を確認する機会」を失ってしまいました。高3生の中には、8月時点まで一度も大きな外部模試を受験していない生徒も存在しています。そのため、受験勉強を本格的に始めるのが遅くなったり、大学入試に対する当事者意識の形成が遅れたりしている事を懸念します。
今年の受験生は客観的な立ち位置を知らない
また、受験した模試の合格判定に、客観的妥当性があるかも疑わしいです。試験会場での厳格な管理下で行われている試験でないため、試験時の不正行為が全くないとは言い切れません。そのような受験生が一定程度混じる模試データは、妥当性を疑わざるを得ません。さらに、例年よりも受験者が少ない模試から出てくる合格判定は、平均点・偏差値が例年とは異なるものになります。とくに、定員が少ない大学の合否ボーダーは、受験者の母数が小さい分、あらゆる要因によって変動することを懸念します。現在時点では、今年の受験生たちが模試から得られる合格妥当性は、文字通りに信じられないと考えています。このような情勢下で、私は、お預かりする生徒たちを、何を合格までの道標として進ませれば良いかを苦慮しています。
再流行懸念は?だから早く合格がほしい!!
さらに、本年度の大学入試で不透明な点は、「今後の受験シーズンのピークに再び流行が拡大する可能性」と「大学側が試験内容を急に変更せざるを得なくなり、受験生のゴールを変えてしまう可能性」の2点です。そのため、志望校の過去問をもとに、傾向と対策を踏まえて、受験校を絞って日々の学習戦略を立てることが、結果に直結するかがわからなくなってしまいます。
受験生の中には「とりあえず1つは合格が欲しい」「早く進学先を確定させたい」と考える人が現れます。そのため、総合型選抜・学校推薦型選抜など、早期に合格がもらえる入試への出願をしたがる受験生が増えるのではないでしょうか。昨年度に見られた、絶対浪人できない世代の駆込み受験の様に、本年度も「コロナで先がわからないから駆込み受験」をしたがるトレンドが現れるだろうと推測します。
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