アナタ、ひょっとして国語の試験時間が倍になりますよ【センター科目選択ストラテジー】#5
大学入試センター試験の志願書出願が間もなくになります。志願書提出時に、理科の受験方法を確定する必要があります。
前回のコラムに引きく続き、理科の受験方式が特殊になる受験生の事例を上げて、細かく分析してみます。
理科 選択は、今すぐ決めなきゃダメ!!【センター試験の要項を読み込む】#1
理科1科目しか必要でない国公立大学を、理科2科目受験したら
国公立大学の理系学部の中には、センター試験の科目が、基礎の付かない理科1科目で受験可能な大学があります。
下の動画の中では、富山県立大学を例に上げています。
もし、富山県立大学 工学部へ出願をする際に、理科を2科目受けていたら、理科の得点はどのように判定がされるでしょうか。
1.第1解答科目のみを判定対象にする。
2.第1・第2解答科目のうち、得点の高い方を判定対象とする。
3.第1・第2解答科目の合計得点を足して、2で割った得点で判定を行う。
4.科目選択の不備により、出願資格なし。不合格。
答えは「入試要項」に明記してあります!!
実は、判定方法は、各大学ごとに異なります。自分の思い込みや想像で、答えを出してはいけません。各大学の今年度分の入試要項に明記しはてあるので、必ず、中身を読み込んで、答えを探し出して下さい。
ちなみに、富山県立大学 工学部の場合は「1.第1解答科目のみを判定対象にする。」と、入試要項に明記してあります。
なお、他の大学では、判定方法が異なるため、アナタの受験予定大学全ての判定方法を調べておく必要があります。
ちなみに、物理基礎・化学基礎と物理で受験すると
ふと思ったのが、「物理基礎・化学基礎と物理で受験」すると、どのように判定がされるのか、気になったので、富山県立大学の入試課へ電話で問い合わせてました。
担当者さんの解答は「基礎のつく理科科目は判定に不使用。ノーカウント。」「基礎の付かない1科目である、物理の得点が判定対象」でした。
改めて、ご回答頂いた、ご担当者様にこの場を借りて、お礼を申し上げます。
実は、富山県立大学工学部のような、理科2科目のうち、高得点の科目を判定に利用される場合には、受験時に使えるウラ技があります。
この裏技については、次回のコラムで取り上げます。