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加藤哲也

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加藤哲也(かとうてつや) / 塾講師

大学受験の桔梗会

コラム

理科 選択は、今すぐ決めなきゃダメ!!【センター試験の要項を読み込む】#1

2016年9月28日 公開 / 2021年2月18日更新

テーマ:現役生の知らないセンター裏ワザ

コラムカテゴリ:スクール・習い事


大学入試センター試験 志願書の出願がまもなく始まります。
現役生の皆さんは、各高校を通じて出願手続きをするので、細かいことを気にせず、用紙を記入して提出してしまうかもしれません。しかし、出願時に決めなければいけない「極めて重要なこと」があります。一緒に確認してみましょう。

センター試験志願書「ウラ」に、理科の選択を記す欄がある!!

志願書の表面は、受験者に関する必要事項を記入するだけです。重要なのは「ウラ面」です。手元に、大学入試センター試験の志願書がある場合は実際に確認してください。
各教科ともに、「受験する」「受験しない」の選択があります。細かく見れば、「地歴公民」と「理科」だけは科目の選択があるはずです。コレこそ、、出願時に決めなければいけない「極めて重要なこと」なのです。

【地歴・公民】
A・・・2科目を受験する
B・・・1科目を受験する
X・・・受験しない

【理科】
A・・・基礎科目2つのみで受験する
B・・・基礎の付かない理科1科目を受験する
C・・・基礎科目2つ+理科1科目を受験する
D・・・基礎の付かない理科2科目を受験する
X・・・受験しない

当コラムでは、特に留意するべき「理科」についてまとめを致します。
多くの国立大学受験予定者は、文系であれば「A」理系なら「D」を選択するはずです。
しかし、この条件に該当しない受験生は、今すぐに、この記事を読んだ上で、記入事項を再確認しましょう。

受験予定大学を確定させないと、何を選択すればよいかわからない

ズバリ、該当しない受験生とは以下の事例です。
*「B.基礎の付かない理科1科目」で受験できる公立大学を受験予定の場合
*「C.基礎科目2つ+理科1科目を受験する」でも受験できる公立大学を受験予定場合
*「B.基礎の付かない理科1科目」または「A基礎科目2つのみで受験する」で受験できる公立大学を受験予定の場合

つまり、以下の様なことはできないと考えて下さい。
*志願書には「A.基礎科目2つを受験に変えたい」としたけど、やっぱり「B.理科1科目受験」に変えたい
*志願書には「B.理科1科目受験」としたけど、やっぱり「A.基礎科目2つを受験」に変えたい
*志願書には「B.理科1科目受験」としたけど、やっぱり「C.2科目受験」に変えたい
*志願書には「C基礎科目2つ+理科1科目を受験」としたけど、やっぱり「D.理科2科目を受験」に変えたい
*志願書には「D.理科2科目受験」としたけど、やっぱり「B.基礎科目2つ+理科1科目を受験」に変えたい

10月以降の模試の判定結果などで、志望校を急に変える受験生は、少なからず出てきます。しかし、この「理科」の選択を正しくしないと、「科目数不足」による受験資格の喪失が発生することもありえます。

センター試験当日に決めていいことは、科目の選択だけ

この志願票でA・B・C・D・Xを決めたら、もう変更することはできません。当日に決めることができるのは、
*「生物基礎」「化学基礎」「地学基礎」「物理基礎」の4つの基礎科目からどの2つを選ぶか。
*「生物」「化学」「地学」「物理」の4つの基礎科目からどの科目を選ぶか。

ちなみに、高校で履修していない科目を解答しても、大丈夫です。
自分で決めた科目は、どちらから解答を始めるのかは、当日に決めて問題ありません。テスト開始後に、一通りの問題を見たあとで、決めることができます。
ただし、「D.理科2科目受験」の場合には、一般にも知られた受験テクニックが使えます。それは、また別のコラムで扱うこととします。

わからないことは、大学の入試課に電話して確認せよ

地歴と理科の科目選択方法は、大学・学部・学科ごとに異なる場合があります。必ず、入試要項を細部まで読み込んで、自分の判断が間違っていないかどうかを確認して下さい。入試要項に記載されている但し書きを読んでも、わからないことがある場合は、直ちに、各大学の入試課へ電話で問い合わせをして聞くようにして下さい。
自己判断で大丈夫だろうと思っていると、地歴や理科の得点が0点になります。先程も述べましたが、最悪、科目数不足で受験資格を喪失する場合もあります。
大学受験において、出願書類の作成や出願手続きは、受験者自身で行うこととが大前提です。当然、わからにないことがあれば、自らが関係機関に問い合わせをすることも当たり前のことです。

次のコラムでは、実際に加藤が遭遇した、理科科目の選定が難しかった生徒の事例を紹介します。

この記事を書いたプロ

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