壁が壁でなくなる時
先日、父のケアマネジャーの方とミーティングがありました。
ケアマネージャーの方は、いろいろな状態の方と出会い、その方々を介助する家族の方と話をすることになり、かなりストレスが溜まる仕事だと思いました。
ケアマネジャーに限らず、ストレスを抱える事が多いのは、現代社会の特徴かと思います。
この中で、健康に生活を続けていくためには、自分なりのストレス解消の方法を身につけておく事がとても大切だと思いました。
身体は、我慢強く何も喋りませんから、自覚しない限り、病んでいる事は分かりづらく、症状が出てから対処することになりがちです。そのため、手遅れになり、対処療法を行うことが多いように思います。
自分の身体に関心を持ち、身体の状態を常に健康な状態にしておく事がとても重要だと思います。
身体を意識するために、ここ最近、呼吸に焦点を当ててみようと考えています。
生きるために欠く事のできない呼吸に意識を向けてみるといろいろな事が見えてきます。
・感情が高ぶって、口論している時には、かなり呼吸が浅くなっています。
・笑っている時は、お腹から力が湧き上がり、早い呼吸ですが、深い呼吸になっているように感じます。
・心配事があり、ふさぎ込んでいる時には、ゆっくりですが、浅い呼吸になっているように感じます。
有酸素運動が健康維持にはよいと聞きますが、代謝としての呼吸というよりも、心の状態を探るための呼吸と考えてみると、深くてゆっくりした呼吸がよいように思います。
ヨガや禅で扱う呼吸は、まさにそれだと思います。
呼吸を整えて心の状態を整えていく事が、ストレス解消には役立つように思い、丹田呼吸法に挑戦してみようと思っています。
ネットで検索すると、さまざまな方法が紹介されていて、どれが正しいのかわからなくなります。
とりあえず、幾つか見比べながら、共通点を探り、何を大事にすればよいのだろうと探っている状況です。
やり方ではなく、あり方を探る事で、本質に近づけば、多少やり方が不味くても、効果が現れるように思います。
とりあえず、感情に流されて、身体の状態に気づかないで過ごす事が多いので、呼吸が乱れた時、呼吸が整った時の身体の様子の違いに気付けるように呼吸に意識を向けた生活に心がけようと思います。