見方考え方を変える
「よく見られたい。」と思う気持ちは誰にでもあります。
そして、そのための努力をしている事は日常茶飯事です。
服装を整えたり、化粧をしたりするのもそのためのようにしているように思います。
不快な気持ちにさせないように行動に気をつけることもあります。挨拶をするのもそのためかもしれません。
このような行動は、マズローの5段階欲求説から考えても、社会的欲求、承認欲求につながるため、重要な取り組みだと思います。
ただ、これに力が入り過ぎると、自分を見失う事になりかねません。
身なりを整えたり、言動に気をつけたりする事は、最終的な欲求である自己実現の欲求の具現に役に立ちます。
テレビのCMで購買意欲をそそる内容をみていると、
「美しくなりたい。」
「綺麗にしたい。」
「便利にしたい。」
「楽になりたい。」
など、自己実現の欲求というよりも、社会的欲求や承認欲求を満たすための材料が、数多く見られます。
それを見て、感情が湧き上がって
「健康にいいから買おう。」
「美しさを保つために買おう。」
「楽になるから買おう。」
などと行動を起こしてしまう事があります。
本来ならば、その先が重要なのに、ここで止まって満足しているように思います。
それを得て、「どんな自分を実現したいのか。」が重要だと思います。
・健康を手に入れて、どんな自分になりたいのか。
・美しさを手に入れて、どんな自分になりたいのか。
・楽を手に入れて、どんな自分になりたいのか。
目的は、ここにあります。
夢をもって生きる事は、ここに焦点が当たる事になります。
自分らしさもここに現れます。
今のままで、十分手に入れています。
手に入れていないと思い込んでいるために、次から次へと欲しくなるのです。
これではキリがありません。
十分手に入れていると思い込めば、自己実現に時間を費やす事ができます。
社会的欲求や承認欲求のためにどれだけ多くの時間を費やしているのかわかりません。
振り回されることなく、自分にとって必要な物は全て揃っていると考えてみてはいかがでしょう。
そして、自分を磨く時間を今より増やしてみませんか。